防災・減災を学ぶ

震災からわが身を守る

第5回帰宅困難になったとき

震災時、公共交通機関が運転を休止したために、多くの人々がふだんどおりに帰宅することができなくなりました。 長時間かけて歩いた人、あるいは勤め先やその近くの施設で一夜を過ごした人が多数いたと思います。こうした人々はどのような体験と対応をしたのでしょうか。
証言や当時のニュースなどで何が起きたのかを知ってください。

大きな地震が発生した場合、都市部では、公共交通機関が長時間止まることが想定されるため、繁華街やビジネス街に多くの人々が取り残される可能性があります。 もし帰宅が難しくなった場合、無理な徒歩での帰宅は控えたほうがよいでしょう。
大勢の人が一斉に歩くと混雑し、渋滞している車道に人がはみ出すなど、危険な状況が発生します。さらには、自身が火災などに巻き込まれる可能性があるだけでなく、こうした混雑・渋滞により救急・救助・消火・緊急輸送が妨げられることでしょう。
帰宅が難しくなった場合は、職場や受け入れてくれる施設にとどまり、いたずらに動かないことが大事です。
東京都渋谷区 加藤和幸さん
歩き続けた危険な道

神奈川県横浜市に住む加藤さんは、東京の田町にいるとき、地震に遭い、自宅まで歩くことにしました。
しかし、渋谷駅に近づくと、歩道も歩道橋もバス停前も、人がいっぱいで危険を感じました。加藤さんは車があふれる車道にはみ出して歩く人も大勢見ました。

東京都東大和市 宮迫志裕さん
避難所を助けた大学生

愛媛大学スケート部の宮迫志裕さんは、大会が行われた東京・東大和市で被災。
部のメンバー11人は全員無事でしたが、滞在していた新宿のホテルに戻れず、宮迫さんたちは、避難所となった立川市女性総合センターへ向かいました。
避難所にはぞくぞくと人が集まり、避難者は400人以上に。急きょボランティアに志願し、避難者の対応に当たりました。

千葉県浦安市 藤平公男さん
走り続けた20キロ

東京・品川駅近くで働く藤平さんは、千葉県浦安市の保育所にいる息子を迎えに行くために、およそ20キロの道のりを走りました。
藤平さんは、停電による暗闇や液状化した泥道に出くわし、危険を感じました。

関連する証言

サムネイル:超高層ビルの震災

宮城・仙台市
松方泰さん

サムネイル:生徒を待ち続けた校長

東京・杉並区
熊耳徹さん

サムネイル:東京・渋谷区 JR渋谷駅 2011年3月11日18時06分

東京・渋谷区
JR渋谷駅
2011年3月11日18時06分

サムネイル:東京・品川区 第一京浜 2011年3月11日20時27分

東京・品川区
第一京浜
2011年3月11日20時27分

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