防災・減災を学ぶ

震災からわが身を守る

第2回とにかく、高い所へ

東日本大震災では、大きな地震のあと津波警報なども出ましたが、避難をしなかったり、避難を始めるのに時間がかかったりするケースがありました。 また、避難をしたにもかかわらず、その避難場所が津波に飲まれて被害にあったケースがありました。
自分の身を守るため、人々は、どう考え、どう行動したのでしょうか。

地震が起きたら、まず指定された津波の避難場所などへできるだけ短時間で移動することが必要です。 指定されている避難場所以外にも、ご自分の身の回りで、高台や高い建物の位置を確認しておくことも必要です。
しかし、指定された避難場所の高台でも津波の規模によっては被害を受ける場合もあります。その時の状況に応じて、別の避難場所(2次避難、3次避難)を想定することなども考えられます。
岩手県釜石市 江刺伯さん
3階へ逃げて助かった

江刺さんは、地震のあと、津波が来るとは考えずに、高台に避難しようとは考えませんでした。
津波が来たことを知ると急いで家に飛び込み、3階へ上がったその時、津波は、2階の天井にまで迫っていました。

宮城県女川町 千葉静郎・由美子さん
裏山を目指した

千葉さん夫婦は、海のすぐそばの店にいましたが、地震のあと津波が来ると確信して、車に母親を乗せ、海から400メートルほど離れた高台に移動しました。
津波が迫ってきたので、さらに高い裏山を目指して登り、助かりました。

福島県南相馬市 鈴木フミさん
高台が飲み込まれた

鈴木さんは、地震のあと、海のすぐ脇にある海抜約10メートルの高台へ逃げましたが、津波はあっという間に鈴木さんをはじめ、その高台にいた人々を飲み込みました。

関連する証言

サムネイル:天井にまで迫る黒い水

岩手・陸前高田市
佐藤綾さん

サムネイル:防災センターで被災

岩手・釜石市
川崎哲央さん

サムネイル:夢中で屋上に逃げた

宮城・南三陸町
朴澤たけのさん

サムネイル:高台の油断

福島・南相馬市
松本英俊さん

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