防災・減災を学ぶ

震災からわが身を守る

第3回すぐに避難行動を取るために

沿岸部では、「地震による大きな揺れを感じたら、津波に備えてすぐに安全な高台に避難する」、というのが原則です。しかし、東日本大震災では、避難するまでに時間がかかったり、避難することすら思いつかなかったりした人もいました。
避難開始に時間がかかった、あるいは、津波を目撃してから避難を始めたことによって、人々に何が起きたのでしょうか。

沿岸部では,地震が起これば津波が来るということを想定して、まず避難する。ふだんから、家族の中で地震発生時にどう行動するのか、どこに集まるかなどを決めておけば、安否確認のために右往左往することはないはずです。
地震が起きたらすぐに避難。そして、家族が別々に行動していても必ず決めた「避難行動」を取る、そのことを家族みんなで確認をしておく。こうすれば家族みんなが自分の命を守るために安心して避難することができます。家族で、津波からの避難計画をしっかり立てておいてください。
岩手県陸前高田市 石川織枝さん
母と子必死の避難

勤め先で地震に遭った石川さんは、夫の実家で家族や親戚と 合流、どうするか相談していました。そんなとき、通りかかった人から津波が来ているので早く逃げろと声を掛けられて、そこで初めて行動を始めました。

宮城県南三陸町 阿部幸夫さん
撮影に夢中になって

阿部さんは2階から津波をビデオカメラで撮影していました。
自分のいる場所まで津波が来るとは思いもよらなかったため、逃げるのが遅れてしまいました。

福島県相馬市 高力永生さん
家ごと2キロ流された

高力さんは地震が起きたあと、高台に向かわずに自宅に戻ったところを津波に襲われ、家ごと流されました。津波が来ることを全く予想していなかったのです。

関連する証言

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