防災・減災を学ぶ

住民を守る責務

第5回帰宅困難者にどう対処するか

東日本大震災で公共交通機関が長時間運転を休止したとき、都市部のビルや学校など、施設の中には、帰宅困難者を受け入れたところがありました。しかし、予想以上の人々が押し寄せ、対応に困難が生じたところがありました。 また、鉄道会社の運行担当者の中には、できるだけ早い運転再開を目指して、さまざまな対策を取った人がいました。
避難者を受け入れた施設や鉄道では何が起きていたのでしょうか。

帰宅困難者を受け入れた施設の中には、当初から備蓄品を用意していたところがありましたが、今回の震災では想定を超える人々が訪れたため、水や食べ物が足りなくなるなどの混乱が起こりました。また、施設内に多くの人々がひしめくことによって事故が発生する危険もあります。 受け入れを想定している施設では、受け入れのための十分な備えやそのための訓練を実施しておいた方がいいでしょう。
東京都新宿区 水野明哲さん
帰宅困難者を受け入れ

新宿駅からおよそ5分のところにある工学院大学には、新宿駅から帰れなくなった人々がやってきました。大学はその受け入れを決断。避難してきた人々は700人に上りました。

東京都中央区丸の内 久保人司さん
人であふれた都心ビル

東京・丸の内の大手不動産会社では、近辺の複数のビルでおよそ2500人の帰宅困難者を受け入れました。
そうした人々のために用意していた備蓄品を配ることを決めましたが、想定していた人数を超えていました。

東京都渋谷区 熊坂正彦さん
大混乱の渋谷駅

渋谷駅では、JRが当日の運転休止を決定し、シャッターを閉めました。
東急東横線では、人があふれてきたため、このままでは危険と判断しました。
電車が止まっている時は、改札の中には人を入れないのが決まりですが、改札口を開け、ホームに乗客を入れる決断をしたのです。

関連する証言

サムネイル:最も早い運転再開

東京・台東区
木暮敏明さん

サムネイル:帰宅困難者が小学校へ

宮城・仙台市
久能和夫さん

サムネイル:東京・新宿区 JR新宿駅上空 2011年3月11日15時50分

東京・新宿区
JR新宿駅上空
2011年3月11日15時50分

サムネイル:東京・太田区 羽田空港 2011年3月11日19時頃

東京・太田区
羽田空港
2011年3月11日19時頃

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