防災・減災を学ぶ

住民を守る責務

第4回あなたがお店の責任者だったら

スーパーなどの大型小売店舗、ホテルや旅館など、不特定の人々が訪れる施設の場合、災害が起きた時にそこにいた人はそのままとどまり、地震の揺れのあとには多くの人が避難をしてくることがありました。そうした施設で働く人々は、どう行動したのでしょうか。

こうした施設の多くは、震災時の避難誘導・運営の計画を持っていると思われますが、震災時の滞在者や避難してくる人々の数などは、時間帯やそのときの状況で大きく変わります。
さまざまな状況を想定した避難や誘導、さらには開設と運営の訓練をたびたび行っておく、社員や職員の役割を決めておく、また、備蓄品を十分用意しておくことなどが求められます。
電気や水道などのインフラが途絶することも含めて、考えうる最悪の状態を想定しておくことが大切です。
宮城県多賀城市 北野牧人さん
600人を避難誘導

大型ショッピングセンターの店長を務める北野牧人さんは、地震のあと、津波が来る直前に、600人を建物4階の駐車場まで避難誘導しました。
そして吹きさらしの駐車場で一晩を過ごすことになりました。

宮城県名取市 佐藤達也さん
空港は孤立した

仙台空港ビルの施設管理をしている佐藤達也さんは、揺れが収まると、人々の安全と被災状況の確認を急ぎました。そして、地震発生からまもなく大津波警報が発令し、地域では唯一高い建物である空港に、周辺住民が集まってきました。空港にはおよそ1600人が避難し、電気や通信などあらゆる機能が遮断され、空港は完全に孤立しました。

茨城県ひたちなか市 桜井直道さん
市場の客を避難誘導

那珂湊漁港に隣接する“那珂湊おかさな市場”の場内で、鮮魚店やすし屋を構える水産会社の専務、桜井直道さんは、地震のあと、津波の危険を感じ、客や従業員を避難させました。

関連する証言

サムネイル:温泉旅館が孤立した

宮城・亘理町
山本眞理子さん、
白井龍治さん

サムネイル:ヒーローたちの館

宮城・石巻市
大森盛太郎さん

サムネイル:お客の安全が第一

茨城・北茨城市
村田章さん

サムネイル:被災者を支えたホテル

福島・猪苗代町
小瀬真男さん

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