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復興の軌跡

がれきの撤去

〜大量のがれきをいかにして撤去するのか〜

東日本大震災によって発生したがれきの推定量は被災3県合計で2000万トンを超えていた。阪神・淡路大震災の約1.7倍に相当する量である。さらに原発事故の起きた福島県では、当初から作業の遅れも予想されていた。いかにしてこの大量のがれきを撤去するのか。被災地の人たちの懸命な取り組みを追う。

2011年4月22日 NHKニュース「宮城県仙台市 荒浜新」

当初から困難を極めた撤去作業

津波で発生した大量のがれきが残る仙台市の沿岸部で、本格的な撤去作業が始まった。街の復旧の妨げとなるがれきの量は、宮城県内では1年の家庭ごみの23倍に相当する1500万トンから1800万トンにのぼるとみられ、その撤去は当初から困難を極めた。

作業員の声

“晴れてるとすごい粉じんがでてくる。必ずマスクを
して作業するよう作業員に指示している”

サムネイル:当初から困難を極めた撤去作業
2011年6月9日 クローズアップ現代「ガレキがなくならない」

進まない処理の現状を伝える

震災から3か月、がれきの撤去が進まない被災地。平地が少ない三陸沿岸での土地確保、新たな処理施設を見つけることの難しさ、そして粉塵による健康被害など、現地では課題が山積みだった。

クローズアップ現代「ガレキがなくならない」

2012年5月26日 NHKニュース「宮城県岩沼市」

がれきを再利用する試み

宮城県岩沼市でがれきを新たに生かす試みが行われた。がれきでかさ上げした土台の上に防潮林を作ろうというのだ。試験的に作られた土台の上に地元の人たちが、樹木の苗を植えた。

市長の声

“がれきを生かすのが大きなポイント。千年先も岩沼が
希望を持って続くようにという思いを込めてやっている”

2012年7月5日 おはよう日本「どうする“混合物がれき”」

復興を妨げる“混合物がれき”

全国でがれきの広域処理が進められているなか、木くずや土、細かい金属が混ざり合った“混合物がれき”をどう処理するかという問題が持ち上がってきた。受け入れる側の他県では難しい判断を迫られる一方、がれきを再利用しようとする地元の新たな取り組みも始まっていた。

2012年12月11日 クローズアップ現代「“震災漂流物”154万トンの衝撃」

太平洋の対岸に流れ着いたがれき

震災によって発生したがれきは、東北の沿岸部だけでなく、はるか海を隔てたアラスカやカナダにも影響を及ぼしつつあった。津波によって流された“震災漂流物”への対策が急がれた。

クローズアップ現代「“震災漂流物”154万トンの衝撃」

2012年12月15日 NHKニュース「宮城県気仙沼市」

新たな焼却施設で処理も加速していく

宮城県内で石巻市に次いで多い168万トンのがれきが出た気仙沼市で、がれきの焼却施設が初めて完成した。宮城県ではこの施設を含め、県内に新たに10か所の焼却施設を建設。がれき処理の問題解決に向けての本格的な取り組みが始まった。

2013年2月20日 NHKニュース「宮城県石巻市」

再利用することで処理のスピードアップを図る

宮城県石巻市では震災で出たがれきを建設資材として再生し、港の護岸の埋め立て工事に利用する取り組みが行われた。建設資材として活用することで、がれき処理のスピードアップを図るのだという。

< 奇跡の一本松と高田松原 液状化現象 >