「ロング・グッドバイ」次回予告とこれまでのあらすじ

第4回「墓穴にて」

2014年5月10日(土) 午後9時00分~9時58分放送予定【総合】

再放送:5月12日(月)午前1時00分~1時58分【日曜深夜・総合/通常より10分遅れ】

原田邸に呼び出された磐二の前に、原田平蔵が姿を現した。「娘を殺したのは保だ。浮気現場に出くわし衝撃的に志津香を殺した。自首しろと言ったんだが保は台湾に逃げ、怖気づいて自殺した。ただそれだけのことだ」平蔵は磐二にテレビを見せる。そこにはプロレスが映っていた。「日本人は戦争に負けて心にポッカリと穴をあけた。それを埋めるのがテレビだ。仁義、礼節、忠誠、そのような日本人が信じてきたものがあの戦争で灰になった。今、頭をカラッポにしてテレビを見てその不安を忘れればいいのだ」磐二は平蔵に食い下がって言う。「頭をカラッポにしたところで、苦痛は紛れても、この国にとって最も大事なものを奪い潰してしまうじゃないか!」それに対して平蔵は激昂するが、そこに世志乃が割り込んで二人を引き離した。磐二は世志乃に送られて事務所に戻るが、強い敗北感を感じていた。

事務所に戻ると記者の森田が待ち構えていた。森田は、保が元々松井誠一という名前だったが、戦後に戸籍を偽造して城崎保と名乗り、志津香と結婚して原田保になった、さらに保が出征前に結婚していたという情報もつかんでいた。

数日後の夕方、この日は花火大会。事務所に上井戸譲治から電話が入る。「原田保は志津香を殺していない。あの事件の事を君に話す決心がようやくついたから、今すぐ来てくれ」磐二は電話を叩ききって上井戸家に車を走らせた。上井戸家では酔っ払って上機嫌な譲治がいた。譲治は亜以子に飲まさされたらしい。譲治はその時間が楽しく、結局亜以子の魅力には叶わないとつぶやきながら寝入ってしまった。そのときドン!という花火の爆発音が響き渡る。

数時間後、亜以子が帰ってきた。磐二は譲治に酒を勧めたことを咎めるが、亜以子は知らないという。磐二は「今日は譲治の話を聞くまでは帰らない」と言い残し部屋を出て行った。そのまま2階に上がって行き譲治の寝室の前に来てみると壁に血しぶきが散っている。ベッドの中の譲治がピストルを片手に握ったまま死んでいたのだ。

パトカーが到着し、警察が半狂乱の亜以子を譲治が引き離そうとしたその時、亜以子が「この人が主人を殺しました」と磐二を指差す。

数日後、磐二の事務所に岸田刑事が来る。岸田は犯人は亜以子だと踏んでいた。眠っている譲治の手にピストルを握らせ、花火の爆発音に合わせて発砲した、その後こっそりと勝手口から出て行き、玄関に回りこんでチャイムを推したのだと。

ビルの屋上で磐二は森田に語る。原田志津香を殺したのも亜以子ではないかと。原田志津香が殺された夜、寝室にいた間男ってのが上井戸譲治だった。それで亜以子の犯行を見た。上井戸はその事実を話そうと磐二を呼びつけた。それを亜以子が察して殺した・・・。しかし、それほど愛してもいない譲治を寝取られただけで亜以子は志津香を殺すのか?磐二にもそれはまだわからなかった。

磐二は自分から亜以子を訪ねる決意を固めた。亜以子が直接会いたくないというので出版社の羽丘を間に立たせることにした。磐二は羽丘に言う。上井戸譲治の死は自殺じゃなかったと。そして磐二は静かに事件の真実を語り始める。素直に聞く羽丘は突然泣き出した。羽丘は事件の真相を薄々分かったいたのだ。ただ羽丘は曇った眼鏡ごしに亜以子を見つめていたかった。亜以子に恋をしていたのだ。羽丘を見つめる磐二の目には同情の色が滲んでいた。

【各回のあらすじ】

第1回「色男死す」[2014.4.19 放送予定]
第2回「女が階段を上る時」[2014.4.26 放送予定]
第3回「妹の愛人」[2014.5.3 放送予定]
第4回「墓穴にて」[2014.5.10 放送予定]
最終回「早過ぎる」[2014.5.17 放送予定]