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土曜時代劇 「隠密八百八町」 第7回

みなさん、こんにちは!
「隠密八百八町」の制作担当しているYです。

さて、今回は、セットや小道具などからNHKの時代劇の魅力を少し書いてみたいと思います。
今回使用している写真も雰囲気で楽しんでください。

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「NHKの時代劇のセットや小道具はいい!」と主演の舘ひろしさんは現場でよく言っていただいています。

その秘密のひとつはやはり大河ドラマや土曜時代劇(4月からはBSで時代劇を放送します!こちらも見てくださいね!)など、「時代劇」をNHKではず~とやり続けてきたことなんです。

例えば、正月時代劇「隠密秘帖」での殿中刃傷のシーンは、NHKの渋谷放送センターの中でも一番大きなスタジオ101スタジオ(約250坪)に、どーんと江戸城の廊下を作り上げました。畳が横に4枚並んだ廊下は今まで僕は見たことがありません。廊下を縦位置から撮影していると、俳優さんたちが移動してもなかなか奥のコーナーまでたどり着きません。

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「これだけのセットを建てると大変だね...」と時代劇によく出演していただく往年の俳優さんからも言われたのですが、実は江戸城のセットはいろんなパーツが過去の大河ドラマなど(例えば「元禄繚乱」、「篤姫」ほか)のおかげでたくさん残っており、それを組み合わせるジョイント部分のみを新しく作って組み上げたセットだったのです。(美術の岸デザイナーの知恵です!岸さんありがとう!)

新規にこれだけのセットを作り上げたなら予算的にも膨大なものとなり、規模を縮小して撮影しなければならないところだったのですが、こうした先人が残してくれたセットを使いまわすことによって経費を削減し、さらにグレードの高い時代劇を楽しんでいただけるよう工夫できたのでした。

実は、1990年以降、バブル経済が崩壊したあたりなんかもそうなんですが、景気が悪くなると民放さんや映画業界ではスポンサーからお金が集まりません。

当然、受信料で運営されているNHKでも予算管理が厳しく行われた時期だと聞いています。
先輩のディレクターさんたちからよく聞いた話なんですが、時代劇は鬘や衣装、セットなどお金がかかるし、ロケをするにも現代物のないところまで遠くにいかなければならない。

よって民放や映画も含め、時代劇から一時期撤退した時期があったそうです。
そんな頃でも、NHKは時代劇に関わる職人さんたちとともに、予算を工夫しながら時代劇を撮り続けてきたことが、ノウハウや道具、セットのパーツなど、今回の正月時代劇「隠密秘帖」そして土曜時代劇「隠密八百八町」の現場にも活かされているわけなんです。
(先輩たち...ありがとうございました。)

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それでは、今回はこの辺で!
次回はNHKの時代劇の聖地でもある茨城県、ワープステーション江戸や時代劇のロケ地について少し書いてみたいと思います。

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みなさま!ごきげんよう!

八百八町:制作 Y

土曜時代劇 「隠密八百八町」
http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/onmitsu/

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:19:05 | カテゴリ:隠密八百八町

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