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土曜時代劇 「隠密八百八町」 最終回

みなさん、こんにちは!「隠密八百八町」の制作担当しているYです。
いよいよ最終回。皆さん、見ていただけましたか?前回のブログで書いたように僕は3箇所、思わず涙腺がダァーとなるポイントがありました。皆さんはいかがでしたか?

さて、最終回は、今までの「隠密八百八町」とは全く違うテイストだったのではありませんか?

知恵と工夫で老中水野の悪巧みをある種コミカルに阻んできた隠密組ですが、ついにその正体がばれてしまいます。水野による「隠密狩り」に、危機一髪の隠密組の面々。

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こんなに緊迫した長い立ち回りはこのシリーズにはありませんでした。

父庄左衛門の残した備忘録が遺した静かな緊張を呼ぶ波長と隠密狩りの殺陣の動の波長が見事に合い混ざり、緊迫感ある前半だったのではないでしょうか...。

これは演出がこだわったポイントでもあります。
「強い敵役を相手に活躍する隠密組」を描くことで隠密組のそれぞれの個性が改めて見えてきました。

釈由美子さん演じるおときの身のこなし(あの鋭い眼差しに睨まれてみたい...と思った方、いますよね(笑)...)
そして宝海大空さん演じる春之丞の女形姿での立ち回り(宝海くんのファンの皆さん、しっかり堪能いただけましたでしょうか?本当に綺麗で可憐でしたね!)、
そして、池田努さん演じる源兵衛の殺陣のスピード感とダイナミックな動きは流石一刀流の達人でしたね(池田くんは本当に回を重ねるごとに芝居がよくなっていきました。皆さん、これからも注目して応援してあげてください。僕は「買い!」だと思いますよ!)

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そして、後半はいよいよ父・庄左衛門の残した備忘録から真相が明かされていきます。


時の政権下において、父の敵ともいえる松平越中守定信こと隠居した楽翁との対決!

又十郎のいろんな思いが交錯した名シーンとなりました。
又十郎が楽翁のいる無庵に着いたとき、奥の楽翁が手にしていたのが何かお分かりいただけましたか?
実は、楽翁は辞世の句を詠んでいたのです。
つまり、死を覚悟をしていたことになります。

こうした細やかな演出が流石黛演出ですね。平さんもその提案を受けたとき、くっと気合が入ったようである覚悟の演技がそこからにじみ出て来たようでした。

あれだけの長いシーンを説得力あるものにできたのは脚本の金子成人さんの筆力と、舘ひろしさん、平幹二朗さん、そして石倉三郎さんの演技力、そして黛りんたろうさんの演出力、そしてスタッフのみんなの時間をかけての周到な準備と当日の的確な撮影に臨んだ気迫のおかげだと感じています。

僕は、このシーンの緊張が解けたあとの、又十郎と喜八郎のふたりが泣きながら歩いていくシーンで涙が止まらなくなりました。
津川さん演じる喜八郎の親心が一気に僕の涙腺を刺激しました。
このシーンを撮り終えたとき、津川さんは「舘さんはずるい!喜八郎の涙のシーンなのに又十郎も一緒になって泣くなんて...。一瞬にして持っていかれた(笑)!」と舘さんとの共演が本当に楽しかったといっていただけました。

そして、個人的に好きなのは、又十郎が備忘録を焼いているシーンです。
唯一の形見でもある備忘録を焼くのはおかしいのでは...というようにとらえる意見もありましたが、僕たちはあれは、庄左衛門の無念を浄化させるために行っているものと考えました。
天にいる父にゆっくりと又十郎の心が届いていくようで舘さんの表情といい僕はこの隠密シリーズの中で一番好きな表情でした。


最後のブログは最終回の個人的な感想ばかりになってごめんなさい。
10ページでも20ページでも書く自信はあるのですが、これにて筆を置きたいと思います。

今まで正月時代劇「隠密秘帖」、そして土曜時代劇「隠密八百八町」を応援していただいた皆さん、本当にありがとうございました。
皆さんの声援のおかげで本当に楽しい時間が共有できました。
この作品は今回を持ちまして終了となりますが、皆さんの前に再登場できる日が来るといいですね。

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4月からは、NHKの時代劇はBSプレミアムに放送枠ごと引越しとなります。
是非ともこちらも応援してあげてください。

それから、主題歌の「いくたびの櫻」のふくい舞ちゃんも日本の桜前線に乗せてキャンペーンを実施しているようです。
3月~4月、北海道までは5月までかな...是非とも皆さんの近くに伺うことがあったら応援してあげてくださいね。
よろしくお願いします。

最後に、今回のドラマの素敵な台本を書いていただいた脚本家、金子成人さん、梶本惠美さん、横山一真さん、主題歌や劇伴など素敵な音楽に携わっていただいたふくい舞さん、小六禮次郎さんほかの皆さん、舘さん、津川さん、釈さんほか素敵な出演者の皆さん、そしてその出演者の皆さんを丹念にサポートしていただいた事務所のスタッフ、マネージャーの皆さん、そして番組を1から立ち上げ作り上げて行ってくれた演出部、制作部、美術部、技術部のみなさん、そしてロケで協力していただいた茨城県ほかのみなさん、緑山スタジオでお世話になったTBSの皆さん、そして、この番組を一生懸命に広報していただいた広報関係者やホームページ関係者、ブログ関連の皆さん、...本当に、本当に、本当にありがとうございました。皆さんと一緒に仕事ができて最高に幸せでした!


最後に本当にこの番組を愛してくれた視聴者の皆さん、ひとりづつ直接会ってお礼を言いたいぐらい感謝しています。

これからも、お元気で!
それでは、みなさま!ごきげんよう!また会う日まで!


隠密秘帖
隠密八百八町
制作統括  山本 敏彦


追伸:舘さん、時代劇苦手といわれていますが、最高でしたよ!

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土曜時代劇 「隠密八百八町」
http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/onmitsu/

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:21:05 | カテゴリ:隠密八百八町

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