ドラマトピックス

平成26年度後期朝ドラ「マッサン」制作のお知らせ

平成26年度後期 連続テレビ小説
「マッサン」

「日本人技術者とスコットランド人の妻」による夫婦の奮闘記。
外国人ヒロインの眼差しが
決してあきらめない“美しい日本人の心”を描き出します。

「2020年東京オリンピック決定」に沸いた日本。今ほど“ワクワクする時代の到来”を求め、“日本人としての誇りを持ち夢に生きること”に今ほど飢えている時代もないと日々感じています。
そんな今こそ、夢を生きた“日本人の原点”を描くドラマをお届けします。

札幌オリンピックの“日の丸飛行隊”を支援し、北海道余市の名誉町民となり、
日本のウイスキー誕生を支えた竹鶴政孝とその妻リタがモデルとなる“夫婦の奮闘記”。
国産ウイスキーの黎明期を創出した鳥井信治郎との出会いが物語中盤を彩り、やがて舞台は大阪から北海道へと展開します。

“夢に生きる不器用な日本男児”と“大阪弁を話す気品溢れるスコットランド人妻”というデコボコ夫婦が織りなす、大いに笑って、大いに泣ける “夫婦の人情喜劇”です。
外国人ヒロインの眼差しを通して、厳しい時代を生き抜いた「日本人の底力」を豊かに描き出します。
 


 
■物語 
時は大正時代。日本一華やかな“大大阪”で青春時代を過ごしていた“造り酒屋の跡取り”は、ウイスキーに目覚め、本場スコットランドへ単身渡ります。
スコットランドの女性と恋に落ち、駆け落ち同然で国際結婚!
日本初のウイスキーづくりを夢に描き二人が帰国したとき、第一次世界大戦は終結し戦争景気は去り、閉塞感漂う“大不況の時代”を迎えていました。

夫は、厳しい時代のなかでウイスキーづくりに挑み、野心溢れる大阪商人たちに揉みくちゃされながら、何度も挫折を味わい、それでも夢を追い続けます。
妻は、文化の違いに翻弄されながらも大阪弁を身につけ、日本の“おもてなしの心”を知り、“日本人の美徳”を見出していきます。

昭和になって、二人は北海道へと渡り、“ウイスキーづくり”にゼロから挑みます。
しかし、失敗の連続で事業が頓挫する中、太平洋戦争に突入。故郷が敵国となり妻はスパイ容疑までかけられます。
それでも、妻は“日本人として”生き、夫を支え、従業員を愛し、夫は妻を守り抜きます。

夫婦の人生にはいつも歌がありました。
明治から日本の学校唱歌に取り入れられたスコットランド民謡は、ふたりが共に故郷を思う歌です。
スコットランドでの運命の恋は『蛍の光』に始まり、『埴生(はにゅう)の宿』『故郷の空』・・・
挫折や苦難の連続の中、親や支援者を泣かせ、妻からは故郷も奪い、それでも夢に奮闘する二人の郷愁をスコットランド民謡が包みます。
歌が“夫婦の絆”を育み、“日本の心”を宿したヒロインの歌声がドラマ全編に響き渡ります。


■タイトル「マッサン」について 
スコットランド人の妻は、難しい日本語と格闘する中、愛情を込めていつしか夫を「マッサン」と呼びます。
「マッサン」という大阪弁の響きこそ、夢を生きる男の人柄であり、それはまた、夫婦の愛であり、愛が見つめた日本人の姿です。


■『青い目の大和撫子とウイスキーバカ』脚本家 羽原大介
正直に告白すると、最初は『半年間続く150本のドラマ』という長さに不安を抱きました。
しかも内容は、『外国人ヒロインもの』。どう描けば“朝ドラ”に相応しいタッチになるのか、悶々と資料を読み、打ち合せを重ねたある日、ハタと我が師のことを思い出しました。
私の師匠は、劇作家『つかこうへい』です。
『国とは女のことだ。お前の美しさのことだ。
明日とは、男と女が額に汗して夢見る熱いまなざしのことだ』
運転手兼大部屋俳優の修業時代、そんな台詞に胸を熱くした記憶が蘇り、まさに今回のテーマに通じるものがあると、俄然やる気が湧いてきました。
ヒロインのモデル『リタ』は、はるかスコットランドで日本男児と恋に落ち、家族の大反対を押し切って海を渡り、夫の夢を陰に日向に支えながら、懸命に『大和撫子』になろうとがんばりました。
その夫『政孝』は、まだ世間では誰もウイスキーなど飲んだことない時代に、『やがて日本にも必ずウイスキーの時代が来る』と信じ、本場に負けない国産ウイスキーを造る夢を追い続けました。
『国際結婚』と『国産ウイスキー』、時代を間違え、少し早く生まれ過ぎてしまった感のある二人は、共に一途で不器用。純粋さ故に時にぶつかり合い、慰め励まし合いながら、少しずつ本物の夫婦になっていきます。
二人の設定はどこか『つか作品』の登場人物に通じるものがあるかもしれません。
そんな夫婦の七転八倒ぶりを、記録と取材に基づいたエピソードを重ねつつ、
大胆なフィクションも交え、笑って泣けるエンターテイメントを目指して紡いでいきたいと思っています。
青い目の大和撫子と、頑固なウイスキーバカの、『国境を超えた壮大な愛の物語』に、どうぞご期待ください。

<羽原大介(はばらだいすけ)>
1964年生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒。大手芸能プロのマネージャーを退職し、つかこうへいに師事。運転手兼大部屋俳優を経て脚本家デビュー。映画・ドラマ・アニメ・演劇とジャンルを問わず意欲的に執筆。
2001年劇団『昭和芸能舎』(旧『新宿芸能社』)を旗揚げ。同劇団では演出も担当。
映画『パッチギ!』で日本アカデミー賞優秀脚本賞、『フラガール』では日本アカデミー賞最優秀脚本賞。
NHKでは、土曜ドラマスペシャル『とんび』(モンテカルロ・テレビ祭 ゴールドニンフ賞ほか)、プレミアムドラマ『かすてぃら』など。

実在の人物をモデルとしますが、「ある日本人技術者とスコットランド人妻」の“夫婦の人情喜劇”として大胆に再構成し、登場人物や団体名は改称し、羽原大介さん作のオリジナル脚本によりフィクションとしてお届けします。


■『日本男児の夢に、妻の教育あり』制作統括  櫻井賢
『社長を教育したのは奥様です。
竹鶴さんがあるのは、リタさんのお蔭です』
国産ウイスキーづくりに生涯をかけた竹鶴政孝さんとリタさんの足跡を訪ね、生前のお二人を深く知る方々から伺った言葉です。
「夜の晩酌は日本酒で、食事は席についた時に一番おいしい状態にあること。風呂は五右衛門風呂に限る。
囲碁好きで最後は必ず相手と喧嘩になる。」
政孝さんの素顔は、実に“亭主関白”で負けず嫌いな“日本男児”でした。
一方で、ご夫婦が暮らした家には、政孝さんがリタさんに贈った小説が本棚に溢れるほど残され、表紙の裏には政孝さん直筆のラブレターが全てに書き添えられています。
亭主関白な日本男児が、妻に手紙を書き続ける姿を思い描くと、思わず笑ってしまいます。
それこそ、リタさんの教育の成果!?であり、贈られた小説の数だけ、夫婦喧嘩があったのかと、大いに想像が膨らみました。そこに、このドラマ創作における最大のヒントと魅力があります。
「リタさんは、日本食の達人となり、漬物もつけ、流暢で丁寧な日本語を話され、感謝の心を忘れない“日本人以上に日本人らしい”方でした」と二人の信頼厚き部下だった方が、憧れの女性を思い描くように、時折目頭を熱くされ語られました。
苦難を乗り越え、求めてきたウイスキーが完成する前にリタさんはこの世を去ります。
妻を亡くしたその日、政孝さんは、その部下の方を前にして大声で泣き、二日間部屋に閉じこもり、葬儀には出席しなかったそうです。
羽原大介さんという“生き方下手な人間の家族や人情の物語を紡ぐ最高の書き手”をお迎えし、不器用な夫が最愛の妻と育んだ“夫婦の時間”から、夢に生きた「日本人の姿」を丁寧かつ大胆に描き出し、“愛すべき滑稽なる夫婦の丁々発止”が、日本の朝に“笑いと涙と夢と元気”をたっぷりお届けします。
 


 
〔タイトル〕
 平成26年度後期 連続テレビ小説「マッサン」

〔放送予定〕
 2014年9月29日~2015年3月28日(全150回)

〔制作スケジュール〕
 2014年1月 ヒロインオーディション 
       2月~3月 ヒロイン決定、出演者発表 
       5月 クランクイン予定

〔制作統括〕
 櫻井賢 / プロデューサー 山本晃久

〔演出〕
 野田雄介 梶原登城


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