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10秒で8個むけるワザ 新発想!激ウマゆで卵
2010年09月29日放送
卵を丸ごとゆでるだけの“ゆで卵”。
しかし、皆さん「ゆでた後冷水につける」
「塩を入れてゆでる」「水を流しながらむく」など、
ほとんどの人が様々な工夫を凝らしています。
その理由は・・・殻をむきやすくするため。
ところが、せっかくの工夫も全部ムダ!
実は、ゆで方・むき方よりも、
もっと重要なポイントがあったのです。
そのポイントさえわかれば、
どんな卵も魔法のようにむけちゃう!
さらに、なんと味までもが、“ぷりっぷり”に大変身!
しかも!
むけやすくすると同時においしくなる、
そんな夢のような秘技が・・・なんと1秒でできちゃいます!
他にも、とろ~り煮卵を短時間で作る方法もお伝えします!
むきたいから作りたくなる!?ゆで卵
前回担当した「目玉焼き」に続いて、
卵シリーズ第2弾が、この「ゆで卵」です。
ゆでるだけのシンプルな調理法ながら、
殻をむけやすくしたり、
白身が飛び出さないようにするための工夫が
色々あって面白いな・・・
と思って取材を始めました。
調べてみると、
皆さんどの工夫も効果は半信半疑ながら、
“なんとなく”やられているご様子。
そこで、この“なんとなく”を科学的に見つめることで、
確信に変えるため、実験を繰り返しました。
すると・・・できてしまったんです。
驚くほど殻がカンタンにむけるゆで卵が!
あまりの気持ち良さに、食べるためではなく、
むきたいからゆで卵を作りたくなってしまうほど。
とにかく、楽しい!
しかも、なんと味までもが違うんです。
半熟や、固ゆで以外にゆで卵の味が違うなんて、
想像できませんよね?
とにかく、一度やってみて下さい。
もう、元の方法には戻れないはず!です。
殻をむけやすくする驚きのプロのワザ
ゆで卵が大好きなのに、
殻がむけにくくて困っている親子が登場。
お母さんのやり方を見ると、「水からゆでて」「ゆでた後冷水につける」という、ちまたではよくやられている方法をちゃんとしています。
なのに、いつもボロボロ。
一体なぜ?
そこで、プロのワザを探りに、ゆで卵工場へ。
工場では、卵を「蒸して」、最新の「自動殻むき機」を使って、ツルツルのゆで卵が作られていました。
そこで、養鶏場から譲ってもらった高級卵を使って、
同じように調理してみると・・・なぜかむけにくい。
実は、調理法やむき方よりも
もっと大事なポイントがあったのです。
それは、卵の鮮度を落とすこと※。
プロは産みたての卵を1~2週間冷蔵庫で貯蔵し、
わざと鮮度を落としてから、ゆで卵を作っていたのです。
試食してみると、新鮮な卵は、むきにくいだけでなく、
白身がボソボソ。
一方、古い卵は、ツルツルとむきやすいだけでなく、
食感がプリプリ。
つまり、ゆで卵にとって、
むきやすさはおいしさのバロメーターだったのです。
※卵の賞味期限は生食を前提としています。加熱調理をすれば、多少期限が過ぎていても
食べることが出来ます。
“むきにくさ”と“まずさ”の意外な犯人
なぜ新しい卵はむきにくいうえに、
食感までボソボソとまずくなってしまうのでしょうか?
その犯人は二酸化炭素(以下、CO2 )。
実は、産まれたての卵の白身には
CO2がたくさん含まれています。
殻には、卵が呼吸をするために、
気孔と呼ばれる小さな穴があいていますが、
時間が経つと、この穴からCO2が抜けるため、
古い卵は殻がむけやすく、
白身がプリプリとおいしくなるのです。
でも、CO 2の何がそんなに悪さをしているのでしょうか?
白身にCO2が多く溶けている場合、
加熱するとCO2が膨張し、白身が押し付けられ、
薄皮に張り付いてしまうため、
殻をむきにくくしてしまいます。
そしてもっとひどい時は、CO2が膨張しすぎて、
ゆでている間に、殻にヒビが入って白身が飛び出るという
痛恨の失敗が起こるのです。
また、CO2を含んだまま固まった白身は、穴だらけになり、
もろくてボソボソした食感になってしまいます。
さらに、酸性のCO2は、白身のたんぱく質を変化させるため、食感をよりボソボソにしてしまうのです。
激ウマでつるりとむけるゆで卵を一瞬で!
でも、ゆで卵を作るのに、2週間待つのは、ちょっと面倒。
しかも、古い卵では白身はおいしいけれど、
黄身はどうしても水っぽくなってしまいます。※1
なんとか、新鮮な卵でおいしいゆで卵を作りたい!
そこでガッテンが見つけた技は、
なんとわずか1秒あることをするだけで、
CO2を抜いてしまうことができるのです!
その方法は「ゆでる前にヒビを入れる」※2。
そんなことをしたら、白身が出てしまうのでは・・・
と感じますが、心配ご無用。
実は、ヒビを入れる場所にコツがあるのです。
卵のお尻側(鈍端)には、
気室と呼ばれる空気の部屋があります。

この部分だけ、薄皮と殻の間があいているので、
気室にヒビを入れれば、
卵を覆う薄皮にはキズがつかずに、
白身が出ないばかりか、
ゆでている間にCO2が出ていくのです。
つまり、二酸化炭素によって起こる3大悪
(1) 殻にくっつく(膨張)
(2) 白身が飛び出る(膨張)
(3) 白身をボソボソにする(気泡・酸性)
が、ヒビを入れるだけで一気に解決!
買ってきたばかりの卵でも、気持ちよいほど殻がむけ、
食感もプリプリの激ウマゆで卵に大変身しちゃいます!
※1:ゆで卵工場では、時間が経っても黄身もおいしく食べられる調理がなされています
※2:ヒビを入れた後はすぐ加熱調理をして下さい
変色&臭いを解消!激ウマの鍵は暗号卵にあり
ゆで卵を作る時、「殻がむきにくい」に次いで多い悩みが、
「黄身が黒く変色する・イオウ臭い」。
実は、この変色と、臭いの原因は両方とも白身にあります。
白身を加熱すると、アミノ酸が分解され、
微量の硫化水素が発生します。
この硫化水素が変色と臭いの犯人。
変色は黄身にもともと含まれている鉄分と、
白身で発生した硫化水素が結びついて起こるのです。
ですから、白身から硫化水素を
発生させないようにすれば、変色と臭いは起こりません。
硫化水素は10分以上の加熱で発生するため、
長時間の加熱はもちろんダメ。
さらに問題は、ゆであげた後にあります。
せっかくゆで時間を10分以下にしても、
そのまま放置しておくと、
硫化水素の発生を止められないのです。
そこで効果的なのは、ゆで上げたらすぐに冷やすこと。
しかも、ただ冷やすのではなく、お酢を加えると、
硫化水素の発生をさらに抑えることができます。
小さじ1杯程度のお酢を入れた冷水に、
ゆであげたばかりの卵を入れて、あら熱が取れればOK!
とろ~り煮卵を短時間で作る方法
最近人気の殻つき味付け卵。
なぜ殻が付いているのに、
塩味がちゃんと中までついているのでしょうか?
その不思議に迫るべく、ガッテンは世界初の実験に挑戦!
それは、ゆで卵を1000mの深海に沈めるというもの。
実は、ゆで卵工場では殻の中に味を染み込ませるために、
大きな圧力をかけて塩水を殻の中に入れていました。
そこで、同じように大きな圧力がかかり、
まわりに塩水がある場所として、深海に注目。
海洋研究開発機構の全面協力のもと、
無人探査機で深海にゆで卵を沈めてみました。
3時間後に引き上げてみると・・・
見事、塩味がついていました!
でも・・・家庭ではこの方法は無理!※
どうすれば、深海でなくとも卵に圧力をかけて、
味を染み込ませることができるのでしょうか?
ここで新発想!外から大きな圧力をかけるのではなく、
殻の中の圧力を小さくすればいい!
すると圧力差で、殻の中へ味を吸い込ませることが
出来るのです。
その方法は、熱々ゆで卵を冷たい塩水につけること。
熱い卵を急冷すると、
殻はそのままですが白身が収縮します。
すると、卵の中の圧力は外よりも低い状態になります。
そうなると、圧力を一定に保とうとするため、
殻の表面の、気孔から塩水が中に吸い込まれるのです。
さらに、白身は塩水を吸い込みながら収縮を続けるため、
味が短時間で染み込みます。
この方法を応用すると、
ラーメン屋さんで出てくるような、とろ~り煮卵も
カンタンに短時間で、できちゃうんです!
※圧力鍋での調理は、鍋から取り出した後に卵が破裂する恐れがあるため、絶対に試さないで下さい!
超簡単!殻つき味付け卵・とろ~り煮卵の作り方

〔殻つき味付け卵〕
(1)濃い塩水(水100mlに対し塩35g)を作り、冷やしておく
(2)熱いゆで卵を殻つきのまま入れる
※卵は少なくした方が、塩水の温度が上がらず早く味が染み込みます
(3)10~30分程度つければ完成!
※殻つきだと、塩以外の調味料は染み込みにくい場合があります
〔とろ~り煮卵〕
(1)つけたい味のちょうど良い濃さの調味液を作り、冷やしておく
(2)作りたてのゆで卵の殻をなるべく熱いうちにむき、(1)の液に入れる
(3)1~2時間つければ完成!
※調味液につける時間はお好みで調整して下さい
気になる!卵とコレステロールの関係
オムレツ、卵焼き、茶碗蒸し。
ふるふるした口当たりに、なめらか~なのど越し。
卵ってとってもおいしいけど・・・
卵を食べるとコレステロール値が上がるって本当?
結論から言うと、ほとんどの人は、
卵を毎日食べてもコレステロール値は上がりません。
もともと、コレステロールの7割は体内で作られています。
食事でたくさんコレステロールをとった時は、
体内で作る量を減らすことで、
血液中のコレステロールを一定に保っています。
そのため、医師に止められている人を除いては
高コレステロール血症の人でも、
卵1個程度なら毎日食べても問題はないと考えられています。
不安のある方は、毎日卵を食べても大丈夫か、
血液検査で調べることができますので、
病院で尋ねてみてください。

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