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痛ッ!“足がつる”に隠れた危険な病とは?
2012年04月25日放送
ふくらはぎがつる、痛~い「こむら返り」。「すぐに痛みは治まるし、命には別状ないから、しかたがない・・・」と思いがちですが、実はそれは大間違い!こむら返りが命に関わる病気をいち早く知らせてくれるサインである場合もあることが最近の研究でわかってきました。
なんと、放置しておくと足を切断しなければならなくなる可能性もあるというのです!
自分のこむら返りは大丈夫なのか?それを自宅で簡単に見分ける方法や、足を元気に復活できるちょっと変わったウオーキングなど、最先端の医療現場でも実践されている驚きの対策を大公開します!
「こむら」って・・・
ある日ふと『こむら返りの「こむら」って何だ?』という疑問が湧きました。調べてみると「ふくらはぎ」という意味。『ふ~ん…そう言えば、寝てるときにも運動したときにも足がつるのはなんでだろう?』そんな素朴な疑問が番組の出発点となりました。
取材を進めると、命に関わる病気のサインとなる「危険なこむら返り」があることもわかりました。自宅でできるとっても簡単な見分け方もお伝えしますので、ぜひ一度お試しいただけると幸いです。
まさか…こむら返りで足切断!?
夜中に足がつることが多くなったAさん。病院に行ってみると、なんと即入院!医師からは「放置すると足を切断しなければならない可能性がある」と告げられました。Aさんの足に一体何が起きたのでしょうか?
この謎を解明すべく、まずは健康な人で、足がつった時の筋肉の状態を徹底的に分析しました。
まず、つった瞬間の筋肉を超音波でとらえたところ、細かく震えていました。さらに、筋電計の波形を見ると、本人が力を入れていないにも関わらず、筋肉の一部分だけが収縮を続けていることがわかりました。つまり、「足がつる」というのは「本人の意思に反して筋肉の一部だけが異常に収縮している状態」だとわかったのです。
では、なぜ筋肉の異常収縮が起きてしまうのでしょうか?
徹底解明!足がつるメカニズム
足がつるメカニズムを探るため、「冷え」「運動」「脱水」の3つの状況を設定し、足がつりやすくなるかどうかを確かめました。結果、3つともつりやすくなることがわかりました。一体、私たちの足に何が起きているのでしょうか?
鍵を握るのがアキレス腱(けん)。人間の足は、ふくらはぎの筋肉が縮むとアキレス腱が伸びる構造になっています。筋肉が縮むとき、アキレス腱にある腱紡錘(けんぼうすい)という器官が働き、腱の伸びすぎを防ぐため、筋肉に「それ以上縮むな!」と指令を出します。
「冷え」「運動」「脱水」は腱紡錘の働きを弱めます。この時、何かのきっかけで縮んだ筋肉が異常に収縮を続けてしまうと、足がつるのです。
寝ているときも、ふくらはぎの筋肉は少し収縮した状態になっていることが多く、しかも腱紡錘の働きが低下しています。このため、睡眠中は足がつりやすいのです。
危険なこむら返りの見分け方
足の切断にまで至る可能性がある危険なこむら返りを起こすのは閉塞性(へいそくせい)動脈硬化症という病気。足の太い血管が動脈硬化を起こして詰まってしまい、血流が悪くなる病気です。
実はこの病気、簡単に見分ける方法があります。Aさんと同じ症状を持つ患者さんの実際の診察に立ち会わせていただくと、両足を上に挙げ30秒~1分ほど足首を動かしていました。すると・・・なんと、片方の足の色が真っ白に!足の先まで十分に血液が通っていないのです。
※見分け方の詳細は「今回のお役立ち情報」で!
※こむら返りは睡眠時や疲労時などに誰にでも起こりうるものです。よく足がつるからといって、必ず病気がひそんでいるというわけではありません。
「歩いては休む」で血管ができた!
閉塞性動脈硬化症と診断されたBさん。手術をしなければならないと思っていたら、医師から伝えられた治療法はなんと歩くだけ。半信半疑で指示通りやってみると、なんと、血管の詰まった部分を迂回するようにして新しい血管ができ、症状が改善したのです!
血管が新しくできるためのポイントは「1分歩いて3分休む」を10回繰り返すこと。これを1週間に3回行い、3週間ほどで新しい血管ができて症状が改善し始めたのです。
血管が詰まった状態で歩くと、筋肉に行き渡る血液が足りなくなります。すると、人間の体は足りない分を補うために新しい血管を作り始めます。歩いた後に休むのは、血管が新しくできる時間を作るためだったのです!
※重症の患者さんには手術などの治療が必要になります。まずはかかりつけ医にご相談下さい。
今回のお役立ち情報
危険なこむら返りの見分け方
(1)両足を支えてもらうか、壁に掛けるかして足を上に挙げます。

※ソファーやベッドから落ちないように気をつけてください。
(2)30秒~1分間、足首をグルグルと動かします。

(3)両足の色を確認します。片方だけ白くなっていた場合は閉塞性動脈硬化症の疑いがあるので、病院で診断を受けることをお勧めします。
※足の甲の色でも見分けられます。

閉塞性動脈硬化症には、他に「片足だけしびれる」「歩くと足が痛むが休むと治る」などの症状もあります。
血流改善!ウオーキング法
※閉塞性動脈硬化症の患者さんが血流を改善した方法です。
1分歩いて3分休む→10回繰り返す
これを1週間に3回程度続けると、新しい血管ができて血流が改善!
※重症の患者さんには手術などの治療が必要になります。まずはかかりつけ医にご相談下さい。

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