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天気が悪いと痛み出す 肩こり頭痛関節痛古傷大解消SP
健康

天気が悪いと痛み出す 肩こり頭痛関節痛古傷大解消SP

2015年1月21日(水)午後8時
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今回のテーマは、天気が悪くなるとなぜか古傷が痛んだり持病が悪化したりするという「天気痛」です。

雨が降りそうなときに神経痛のような痛みを感じたり、寒くなると肩がはってきたりといった話を聞いた人はいると思いますが、天気と痛みに関係があるなんて、なんとも信じがたい話ですよね。
ところが、詳しく調べたところ、天気によって本当に痛みが引き起こされることがわかったのです。
しかも、最新の研究により、天気と痛みを結びつけているのが、体の意外な部分にあることも明らかになりました。

天気が悪くなると起こる痛みのメカニズムから、痛みが出る前に予防できる治療法あらゆる痛みを緩和する方法など、最新情報をお伝えします。

番組ディレクターからひとこと

迷信が治せる時代に!!


「寒くなると神経痛が痛い」「雨が降ると、古傷が痛む」……よく聞く話ですが、子どものころは“お年寄りが言う”どこか“迷信”みたいなものだと思っていました。

ところが、迷信と言って切り捨てられないほど、「天気による痛み」を抱える人は現実に多くいらっしゃいます。
でも「天気と痛みになんの関係が?」
不思議に思って調べてみると、近年では、天気によって痛みが起こるメカニズムも判明し、なんと治療法もあるとのこと!
迷信に病名がついて治る時代になったのです。

「自分の痛みが天気で起こっている」自覚がない人も大勢いるので、長引く痛みを持つ人はぜひご覧ください!

今回のお役立ち情報
01

日本人の3人に1人が経験している 天気痛の正体とは?

ドイツには、「天気痛」の発生を予測する「天気痛予報」が、公共サービスとして放送されています。このサービスはドイツだけでなくヨーロッパ各国やアメリカなどにもあり、天気痛は世界共通の悩み。

天気痛とは、頭痛や肩こり、首や腰の痛み、神経痛といった「持病」や、骨折、ケガ、手術後のキズなどの「古傷」が、天気の影響で痛みが発生する現象をいい、日本人の3人に1人は天気痛を経験していると言われています。

天気のせいで痛みに悩む人を取材したところ、不思議な特徴が明らかになりました。
たとえば、以前足を骨折したところが、雨が降ると痛みだしたり雪が降る1〜2週間前から足が痛くなったり、なかには痛み方で天気を当てられる方もいました。

そこで、天気痛の人に、温度や湿度、気圧などを自由に変えられる部屋に入ってもらい、天気を予報してもらう実験を行ったところ、すべてを当てることができました。
ところが、エレベーターに乗ったあとに同じ実験を行うと、ことごとく予想を外してしまいました。一体何が起こったのでしょうか。

02

気圧の変化が 耳にある気圧センサーの異常を招く

天気痛を引き起こす原因は、「耳」にありました。気圧の変化が急激に起こるエレベーターに乗ったことで、耳に異常が起きて痛みが発生したのです。

耳の奥にある内耳は、体のバランスをとる働きを担っています。内耳には、リンパ液がたまっていて、体が傾いたときなどに流れが生じることで、脳がそれを感知してバランスをとるのです。

気圧が変化すると、内耳にある気圧センサーが興奮し始めます。すると、リンパ液は体が傾いていないのに流れを生じてしまいます。その結果、目からの情報とリンパ液からの情報に食い違いが起きるため、脳は混乱してしまいます。このストレスが、持病や古傷がある場所の痛み神経につながっている交感神経を興奮させてしまうため、治っていた古傷が再び痛み出したり、持病が悪化したりしてしまうのです。

天気痛の人に、内耳にある気圧センサーに刺激を与えた場合、普通の人と比べ、3分の1程度の刺激でセンサーが反応し、不快感は3倍も持続することがわかりました。つまり、普通の人ではなんともない気圧の変化でも、天気痛の人には大きなストレスになって、交感神経や痛み神経を興奮させてしまうのです。

03

天気痛を治すには 予兆を感じたら酔い止め薬を飲む!

天気痛は、乗りもの酔い止め薬を飲むことで治すことができます。ただし、痛むときに飲んでも効果は期待できません。痛む前の予兆を感じたときに飲むのが効果的です。

酔い止め薬には、内耳にある神経を鎮める働きがあります。
天気痛も車酔いと同じ内耳の混乱が原因なので、酔い止め薬が効果を発揮するのです。
リンパの異常が脳に届いて交感神経が興奮する前に飲めば、痛みが強くなるきっかけをおさえることができます。

天気痛の予兆には、耳が詰まった感じ、眠気、頭がボーッとする、首や肩が重い、こめかみが締め付けられるなど、人によって異なり、また予兆を感じるまでの時間もさまざまなので、自分の予兆に気づけず薬を飲むタイミングがわからない場合も考えられます。

そんなときにおすすめなのが、「痛み日記」をつけることです。毎日痛みの強さ天気を日記に書き込めば、そもそも自分の痛みが天気痛なのかが確認できます。
さらに、天気と痛みが連動していることがわかるので、予兆に気づきやすくなるのです。

※酔い止め薬の効能にあるような予兆(めまい、吐き気・頭痛など)がある場合には、試してみてください。ただし、副作用や他の薬との飲み合わせもあるため、かかりつけ医と相談の上服用してください。また、酔い止め購入の際には薬店などの薬剤師に内耳に作用するタイプかたずねてからご購入ください。

04

ストレスをなくせば 痛みが鎮まる!?

天気痛だけでなく、あらゆる痛みを鎮める方法がありました。それは、もともと私たちの体に備わっている「脳内麻薬」という、痛みをおさえる物質を使う方法です。

脳には、側坐核(そくざかく)と呼ばれる痛みをおさえる働きをする場所があります。痛みが起きると脳に伝わりますが、このとき側坐核が活性化して脳内麻薬が働き始めます。そうして痛みをおさえる信号が送られて痛みが鎮まるのです。
ところが、側坐核はストレスを感じると働きが悪くなるため、脳内麻薬の量が減ってしまいます。すると、ささいな刺激も大きな痛みとして感じるようになったり、痛みが長引いたりするのです。
そこで、ストレスを軽減し、側坐核の働きを活性化させることで、鎮痛効果が高まると考えられています。この痛みの軽減のメカニズムは、天気痛の治療にも応用されています。

たとえば、週間天気予報をチェックして、「天気がよくなれば痛みがラクになる」と考えるだけでも、ストレスを減らし、痛みをおさえることができます。

05

天気痛について

頭痛や肩こり、首や腰の痛み、神経痛といった「持病」や、骨折、ケガ、手術後のキズなどの「古傷」が、天気の影響で痛むことを「天気痛」と言います。天気痛を引き起こす原因は、耳の奥にある内耳にありました。気圧が変化すると、内耳にある気圧センサーが興奮し始め、脳が混乱してしまいます。このストレスが持病や古傷がある場所の痛み神経につながっている交感神経を興奮させてしまうため、普段は痛まないところに痛みを感じるようになるのです。

06

天気痛の治療法について

天気痛の治療に効果があるのが、乗りもの酔い止め薬です。酔い止め薬には、内耳にある神経を鎮める働きがあります。天気痛も車酔いと同じ内耳の混乱が原因なので、酔い止め薬が効果を発揮します。痛みの予兆を感じたときに飲めば、痛みが強くなるきっかけをおさえることができます。

天気痛の予兆 耳が詰まった感じがする/眠気/頭がボーッとする/めまい/首や肩が重くなる/こめかみが締め付けられる など

酔い止め薬の効能にあるような予兆(めまい、吐き気・頭痛など)がある場合には、試してみてください。ただし、副作用や他の薬との飲み合わせもあるため、かかりつけ医と相談の上服用してください。また、酔い止め購入の際には薬店などの薬剤師に内耳に作用するタイプかたずねてからご購入ください。

予兆は人によって異なり、また予兆を感じるまでの時間もさまざまなので、薬を飲むタイミングがわからない場合も考えられます。そんなときにおすすめなのが「痛み日記」です。毎日痛みの強さや天気を日記に書き込めば、そもそも自分の痛みが天気痛なのかが確認できます。さらに、天気と痛みが連動していることがわかるので、予兆に気づきやすくなるのです。