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86万人の自宅に届く!乳がんで死なないための切り札をあなたへ
健康

86万人の自宅に届く!乳がんで死なないための
切り札をあなたへ

2018年9月5日(水)午後7時30分
2018年9月8日(土)午前0時25分
NHKオンデマンドでご覧いただけます 番組内容を印刷する

毎年1万人以上の女性が命を落とし、この40年で4倍に増えている「乳がん」。乳がんは予防が難しく、女性である以上避けがたいがんですが、早期の段階で見つかれば、95%の確率で治ります。そこで今回、ガッテンをきっかけに、全国の自治体を巻き込んだ、前代未聞のプロジェクトが始動しました。発案は、日本のがん医療をリードする国立がん研究センター。乳がんで死なないための「ある切り札」が、全国の乳がん検診の未受診者86万人の自宅に直接届けられたのです。思わず検診を受けたくなる秘策や、若年の乳がんを早期で見つけるためのチェック法などをお伝えしました。

※ここでいう「治る」とは、5年相対生存率を指します。相対生存率とは、がん以外で亡くなる人の影響を除いた数字です。

今回のお役立ち情報
01

受けなきゃ損!乳がん検診

40歳以上の乳がん検診の受診率は45%。半分以上の方が、検診を受けていないのが実情です。「痛そう」「がんが見つかるのが怖い」「自分はならない」 「行く気はあるが何となく」と理由はさまざま。しかし乳がんは近年日本人女性の11人に1人がなると言われる、女性が一生のうちで一番かかりやすいがん。また2センチ以下の初期の段階で見つかれば、95%の確率で治るのです。2年に1度、自治体の助成を受けて検診を受診すれば、無料~数千円の自己負担で済みます。乳がん検診は、絶対に受けてほしい、受けなきゃ損する検診なのです。

検診の内容を詳しく知りたい人はこちら

※「要精密検査」となった場合は、必ず精密検査を受けてください
※がんでないのに「要精密検査」と判定される場合や、がんがあるのに見つけられない場合もあります

02

86万人にハガキが届く 前代未聞のプロジェクト

どうすれば乳がん検診を受ける人が増えるのか?日本人の命に関わる難題に日々挑んでいるのが、国立がん研究センターの保健社会学研究部。がん検診の受診率を上げるため、さまざまな研究や施策の開発を行っています。今回の番組の取材をきっかけに、保健社会学研究部の方々が思いついたのが、ガッテンの放送に合わせて、検診案内のハガキを送るというアイデア。たとえば有名人が乳がんになったというニュースがあると、乳がんへの関心は一気に高まりますが、検診を受ける方法が簡単にわからないと、まもなく関心は薄れてしまい、なかなか受診には結びつきません。一方多くの自治体では、40歳以上の女性に2年に1度、検診の案内が送られますが、その時に乳がんへの関心が高くないと、こちらもなかなか受診には至りません。ならば、ガッテンの放送で乳がんへの関心が高まるタイミングで検診案内が届けば、受診率のアップにつながるのではないかというのです。国立がん研究センターが全国1747のすべての市区町村に呼びかけたところ、360以上の市区町村がこのプロジェクトへの参加を表明。乳がん検診に行っていない40歳以上の女性、実に86万人に、共通の案内ハガキが届けられたのです。

そのハガキのサンプルはこちら

今回、このハガキが届かなかったという人もご安心を。多くの市区町村では、40歳以上の女性に対して、2年に1度、何らかの形で乳がん検診の案内が送られています。あるいは市区町村の「がん検診」の担当部署に問い合わせれば、乳がん検診を、いつ、どこで受けることができるか、助成の内容などについても教えてもらうことができます。乳がんで命を落とさないために、ぜひ受診してみてください!

03

若年乳がんのリスクをチェック!

乳がん検診は、原則、40歳以上の方が対象で、2年に一度。乳がんは若い頃の発症は少なく、40代から急にリスクが高まる病気だからです。ただし20代から30代でも検診を受けるよう、日本乳癌(がん)学会が勧めている人たちがいます。それは、遺伝の影響で乳がんになりやすい人。乳がん患者の5%から10%を占めます。気になる方のために、セルフチェックの方法をご紹介します。
(監修:日本乳癌学会 前理事長 中村清吾)

チェックするのは、曽祖父母や、いとこなど、第三度近親者と呼ばれる範囲までです。父方も母方も対象です。

チェック1 家系が同じ側に、2人以上乳がんになった人がいる。
※父方に1人、母方に1人という場合は、当てはまりません。

チェック2 1人で2つ以上の乳がんを発症した人がいる。
※再発ではなく、それぞれが初めて発症した乳がんのことを指します。

チェック3 45歳以下で乳がんになった人がいる。

チェック4 男性で乳がんになった人がいる。

チェック5 卵巣がんになった人がいる。

チェックに1つでも当てはまった人は、遺伝の影響で、20代や30代でも乳がんになりやすい可能性があります。

気になる方は、乳がんと遺伝の関係に詳しい医療機関を受診してみてください。該当する医療機関は特定非営利活動法人 日本HBOCコンソーシアムのホームページ(http://hboc.jp)などで調べることができます。遺伝的なリスクが、どの程度あると考えられるかや、どのような対処方法があるか、遺伝子検査を受けるべきかどうかなどの相談に乗ってもらえます。費用は5000円から1万円ほど。詳しくは、医療機関に直接お問い合わせください。

関連番組

クローズアップ現代+「乳がんに負けない!」
10月上旬放送予定

急速に増えている「乳がん」。患者本人だけでなく、夫やパートナー、家族など・・・悩みや不安を抱えている人は増え続けています。そこで、「私はここで悩んでいる」「我が家ではこうして向き合っている」というエピソードをお教えください。その声は同じ悩みや不安を抱えている方々の励みになるはずです。あなたの悩み&解消法を必要としています。ご意見・体験談お寄せください