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生存率が2倍に!すい臓がん超早期発見SP
健康

生存率が2倍に!すい臓がん超早期発見SP

2018年10月17日(水)午後7時30分
2018年10月20日(土)午前0時25分
NHKオンデマンドでご覧いただけます 番組内容を印刷する

死亡者数が年々増加している、すい臓がん。その生存率を全国平均の約2倍にまで高めている街があります。それが広島県尾道市。ここでは、街の医師が「エコー検査」を使ってすい臓がんを超早期の発見につなげ、多くの患者の命を救っています。実は、すい臓がんは早期の段階で「あるサイン」がすい臓に現れることがわかってきたのです。身近な検査装置であるエコー検査でそのサインを見つけ適切に治療すれば、すい臓がんの生存率は上がる可能性があるんです!

今回のお役立ち情報
01

すい臓がんは早期発見が特に大切!

すい臓がんは5年相対生存率がわずか7.7%しかありません。自覚症状で気づきにくい上に転移しやすいため、ほとんどが進行した状態で見つかります。当然、治療も難しくなります。ところが、がんが1センチ以下の超早期で見つかった場合は、その多くが転移も無く、5年相対生存率は80%に。すい臓がんは、がんの中でも特に早期で見つけることが大切ながんなのです。

02

すい臓がんの早期発見に役立つ「エコー検査」

すい臓がんは、CTやMRI、PETなどのがんの検査でよく使われる検査装置でも見つけることが難しいがんです。ではいったい、どうやって早期発見につなげるのか?鍵を握るのは「エコー検査」(超音波検査)。エコーで「すい臓がんのサイン」を探すのです。それは「太くなった主すい管」と「すいのう胞」。「主すい管」は、すい臓が分泌した消化液を通す管で、すい臓の真ん中を通っています。ここが太くなっている人は、すい臓がんになりやすいことがわかっています。また、「すいのう胞」は、すい臓の中にできる水がたまった袋のこと。これがある人もすい臓がんになりやすいことがわかっています。小さながんは見えなくても、この2つのサインならエコー検査でも見つけることができます。もし見つかったら、経過観察をして精密検査をすることで早期に発見することができるのです。

03

エコー検査を受けるべき人は?

日本膵臓学会が発行している「膵癌診療ガイドライン2016」には、すい臓がんのリスクとなる項目が掲載されています。

  • 家族(両親、兄弟姉妹、子ども)にすい臓がん経験者がいる 
  • 慢性すい炎(特に診断から4年以内の人)
  • 糖尿病(特に診断から2年以内の人)
  • 飲酒(ビール350mlx3本以上を毎日飲む人)
  • 喫煙

など

専門家は、これらのうち2つ以上当てはまる方に、エコー検査を勧めています。
当てはまった方は消化器内科や内科の医師、またはすい臓の専門医に相談してみてください。

※検査を行うかどうかは最終的には医師の判断になります。