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医療の常識が大逆転!患者1330万人「腎臓病」治療革命
健康

医療の常識が大逆転!患者1330万人「腎臓病」治療革命

2019年1月30日(水)午後7時30分
2019年2月2日(土)午前0時25分
NHKオンデマンドでご覧いただけます 番組内容を印刷する

推定患者数1330万人、新たな国民病とも言われる慢性腎臓病。早期に治療を開始すれば進行を止めることも可能です。これまで、慢性腎臓病の治療は、腎臓に負担をかけないようにするために、食事を制限する、薬を飲む、運動を制限する、などという治療が行われてきました。しかし近年、従来は制限されてきた運動を、むしろ積極的に行う「腎臓リハビリテーション」という治療プログラムが登場。大きく変化した腎臓病治療の最前線をお伝えしました。

今回のお役立ち情報
01

なぜ腎臓の機能が低下するの?

腎臓の最大の役割は、血液中から老廃物をこしとって尿を作ること。しかし、高血圧や糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病によって腎臓の血管が傷つくと、ろ過を担っている重要な細胞「タコ足細胞」がはがれてしまい、ろ過がうまくできなくなってしまうのです。生活習慣病にかかっている人が増えているため、慢性腎臓病のリスクを抱える人も増えています。

02

新たな治療法「腎臓リハビリテーション」

これまで慢性腎臓病の患者さんは、運動することを制限されるのが一般的でした。運動をすると腎臓に負担がかかると考えられてきたためです。しかし最近の研究から、適度な運動は腎臓の血管を広げて、腎臓への負担を軽減する可能性があることがわかってきました。薬物療法、食事療法といった従来の治療に運動療法を加えた「腎臓リハビリテーション」という新しい治療プログラムが広がりつつあるのです。

03

慢性腎臓病の早期発見方法

慢性腎臓病には自覚症状がほとんどないため、体調が悪くなって病院を受診したときには透析間近・・・ということも珍しくありません。しかし腎機能の低下を早期に発見し、適切な治療を受けることで、病気の進行を食い止めることが可能です。早期発見のために、2つの方法をご紹介しました。

ひとつは、尿検査でわかる「尿たんぱく」。これは、尿中にどのくらいの濃度のたんぱく質が含まれているのかを示す指標です。検査結果が(―)であれば異常ありません。しかし(+)(++)(+++)がついたら要注意。たんぱく質が尿と一緒に体外に漏れ出している証拠です。腎臓が傷ついている可能性があります。まずはかかりつけの医師に相談した上で、必要であれば再検査を受けましょう。(+-)の場合は経過観察。もし二年連続で(+-)が出たら、こちらもかかりつけの医師に相談しましょう。

もうひとつ大事なのは、血液検査で分かる「血清クレアチニン」という値。(血清クレアチニンは、自治体や会社の健康診断の血液検査項目に含まれていることがあります。また、人間ドックの検査項目には基本的に含まれているものです。)この値と年齢を組み合わせることで、自分の腎臓がどのくらい働いているのか、いわば“腎臓の点数”を知ることができます。今回、ガッテン!では専門家の監修のもと、「腎臓の働き早見表」を作成しました。横軸のクレアチニンと、縦軸の年齢がぶつかったところが、あなたの腎臓の点数。60点未満だと、慢性腎臓病の疑いあり!もしも60点未満だった場合、まずはかかりつけの医師にご相談ください。

※「腎臓の働き早見表」はこちらから!
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