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火災・食中毒・入れ歯 よくぞそこまで!体当たり研究者SP
健康

火災・食中毒・入れ歯 よくぞそこまで!体当たり研究者SP

2020年3月18日(水)午後7時30分
NHKオンデマンドでご覧いただけます 番組内容を印刷する

私たちの暮らしをよくするための知恵を、『よくぞ そこまで!』と言いたくなるような体当たりの研究で発見してきた専門家たちが大集結する拡大版スペシャル!
☆ホテルニュージャパン火災など数々の大火事の検証に携わってきた火災のスペシャリスト!私たちに身近な「消火器」や「火災報知器」について、意外な注意点を伝授!
☆“ある食べ物”をきっかけに、食品微生物の深~い世界に魅せられた研究者。今こそ世間に伝えたい、「身近な食品に潜む保存の落とし穴」とは?
☆これまで6000人以上の入れ歯を作ってきた名物歯科医師が「ピッタリ入れ歯を作るための最大の秘けつ」を大公開!

 

今回のお役立ち情報
01

消火器は「台所に置いてはいけない」

火災研究ひとすじ54年の鈴木弘昭さん。ホテルニュージャパン火災や千日デパート火災など、歴史に残る大火災の調査も行ってきました。鈴木さんの信念は、火災に遭った人の『気持ち』を知ること。時には熱い煙にわざと巻かれたりして、自ら火災の恐ろしさを体験しながら防火の研究を行ってきたのです。

そんな鈴木さんが伝えたいメッセージが、『台所に消火器は置くな』。すぐに消火できるように火元のそばに消火器を置きがちですが、実際の火事の時には別の部屋にいたり、怖くて手が出なかったりして、台所にあってもほとんど役に立たないのだそう。そこでおすすめなのが、消火器を『逃げ道』に置くこと。たとえば台所の近くの部屋など、火元から逃げる動線上に置いておくことで、落ち着いて消火できるんだそうです。
消火器や消火スプレーは、ホームセンターやインターネットなどで数千円程度で購入可能です。

02

火災報知器はぜひ「階段」にも!

もう1つ、住宅に欠かせないのが『火災報知器』。2006年から義務化され、地域や住宅の規模によって設置基準が決まっています(詳細は各自治体にご確認ください)。
それに加えて、2階建て以上にお住まいの方に鈴木さんがおすすめしているのが、「階段室の天井」にも設置すること。でも、一体なぜ?

実は、1階で出火した場合、火元の部屋が火の海になっていても2階の部屋にいると気づきにくいのです。そのせいで逃げ遅れ、有毒ガスや炎によって命を落とす痛ましい事故も多いとのこと。階段室に火災警報器が設置されていれば、2階の部屋の中にいてもいち早く火災に気付くことができるのです。
火災報知器は、故障電池切れにも注意が必要です。ぜひご点検・確認を!

03

「塩蔵品」もしっかり冷蔵庫に!

食品微生物学が専門の藤井建夫さん。若い頃、「くさや」の魅力にとりつかれて研究に没頭。魚を漬ける「くさや液」の中に数十種類の微生物がいて、腐敗を防いだり、食中毒菌の増殖を抑えたりしていることを発見しました。以来、藤井さんは、微生物には常識をくつがえす働きがいくつもあり、注意すべき点があることを伝えてきました。

その一つが「塩蔵品」への過信。塩は食品を長く保存させるために使われますが、最近は塩分濃度を抑えている商品が多く、常温で放置すると腐敗菌や食中毒菌が繁殖することも!さらに塩分が多い環境を好む微生物もいるので注意が必要。商品に『要冷蔵』と書いてある場合は「塩蔵だから大丈夫」とは思わず、必ず冷蔵庫で保存しましょう!

04

“レトルト風”食品はどうやって保存?

最近、スーパーやコンビニでよく見かける「密封食品」(写真右)。「レトルト食品」(写真左)と見かけは似ていますよね。でも製造方法は全く違うんです。「レトルト食品」は高温高圧で一定時間加熱します。腐敗や食中毒の原因になる菌を殺すためです。そのため常温保存できますが、見た目が“レトルト風”の「密封食品」は食品の味や食感を優先するため高温高圧加熱はしていません。そのため開封前でも冷蔵庫で保存しておく必要があります。見分けるポイントは、商品に書いてある保存法の表示。「要冷蔵」と書いてある場合は必ず冷蔵庫で保存しましょう!

05

良い入れ歯と出会うコツ!「歯科医師と患者の対話」

私たちの歯は、40代後半から徐々に抜けていく傾向にあります。特に、よくかみしめる奥歯から抜ける人が多く、60歳になると上下合わせて平均で約4本、歯を失っているといいます。そのため、入れ歯を使っている人も多く、65歳以上の4割近くの方が、“部分入れ歯”を使っているというデータもあります。(平成28年歯科疾患実態調査より)

入れ歯のスペシャリスト、歯科医師の村岡秀明さんは、良い入れ歯と出会うコツは、「歯科医師と患者さんがしっかりとコミュニケーションをとる」ことだと言います。歯が抜けた後の口の中の状態は、徐々に変わっていきます。1度作った入れ歯をそのまま使い続けるのではなく、入れ歯を作ってもらった歯医者さんに定期的に通い、チェックしてもらうことで、常にピッタリと合う入れ歯を使うことができるのです。ささいなことであっても、悩みや要望を隠さずにしっかりと共有し、対話していくことが大切なんです。