クローズアップ現代

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ドイツ取材リポート(俳優 山田瑛瑠さん)

ドイツ取材リポート(俳優 山田瑛瑠さん)

2017年8月10日

1.

俳優の山田瑛瑠(える)14 歳です。「くろげん+」の取材で、ドイツ・ベルリンに来ました。向かったのは内戦が続くシリアから逃れてきた人たちが暮らすところ。僕と同じくらいの年齢の子どももいるそうで、どんなことを聞いてみようか車内でずっと考えていました。

2.

笑顔で迎えてくれた難民が暮らす施設の子どもたち。サッカーのユニフォームを着ている子が多かった。みんなシリアやアフガニスタン、イラクなどいろんな国から来たそう。それだけ多くの国で、難民になって遠い外国にまで逃げてくる子どもがいるんだと、感じました。

3.

使われなくなった老人ホームを改装したという難民施設には、いま550世帯が暮らしています。中には、自転車の修理所や、寄付された衣類の倉庫も。何も持たずに逃げてきても、すぐに生活ができるようにするためだそうです。

4.

施設の広場で、難民を支援する NGO が配っていたのは・・・なんと日本の人気漫画「キャプテン翼」。シリアではテレビ放映もされて大人気なんだそう。子どもたちの親の世代にもファンが多いって聞いてさらにびっくり。日本と同じだって、急に親近感が沸きました。

5.

配られていた「キャプテン翼」はすべてアラビア語。サッカーが人気のシリアの子供たちは、地道に練習を重ねスター選手として活躍するまでになる、主人公・翼に、自分たちの姿を重ね合わせているみたいです。

6.

施設のグラウンドでサッカーが始まったので、僕も参加させてもらいました。結果は・・・運よく1ゴール決めることができ、同じチームの子どもと喜び合いました。

「プロ選手になって活躍したい」と言う子供たちの夢がかなうといいな。

7.

この日は、難民施設で暮らすオマール君の家でシリア料理をご馳走に(ぼくの隣に座っているのがオマール君)。大皿をみんなで囲み、手で食べたラム肉の煮込みはとってもおいしかった。シリアでは、仲よくなると食事に誘うのが習慣なんだそうです。

8.

難民施設で知り合った 15 歳のマーヘル君。シリアから小さなボートで海をこえ、100 日かかってようやくたどり着いたベルリンのバスターミナルで話を聞きました。「途中の国で、2 カ月以上も警察に捕まっていたんだ。怖くて悲しくて、泣いたよ」と言う…。

9.

シリアの内戦で爆撃の被害にあい、下半身が不自由になったというマーヘル君のお父さん。親戚たちが担いでドイツまで連れてきてくれたそうです。「一瞬で自分たちの日常が消えてしまう戦争の悲惨さについて日本の人にも知ってもらいたい」と語ってくれました。

10.

マーヘル君が連れてきてくれたのは、難民施設の近くにある湖。ここに来ると故郷の川の風景を思い出すといいますー「とても静かで美しい所だったんだ」。マーヘル君がもう一度その景色を見ることができる日は来るのかな…。

この記事は2017年8月10日放送の「くろげん+ 夏休み課外授業 親子でまなぼう!“戦争とテロ”」に向けての取材を元に制作しています。

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