クローズアップ現代

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パレスチナ取材リポート2(キャスター鎌倉千秋)

パレスチナ取材リポート2(キャスター鎌倉千秋)

2017年8月24日

1.

「くろげん+夏休み課外授業」のスタジオで聞いた、美輪明宏さんの「強さはつらい経験からきている」という言葉に、取材したパレスチナの子どもたちの笑顔を思い出しました。(写真は子どもたちと撮影スタッフ) 放送では出なかった大切な話をお伝えします。

2.

私たちの取材のドライバー、ファヘドさん(27)の話です。ある時、赤ちゃんの写真を見せ、「2014年にイスラエルの攻撃で亡くなった娘です。生後20日でした」と話してくれました。取材の道中、ずっと隣にいた彼もまた、家族を失っていたのです。

3.

「この地では、どの家にも犠牲者がいる。でも僕が残した娘の写真はこの一枚だけ。憎しみにとらわれたくない」そして、「いつかファティマの妹弟に海を見せてあげたい」と。テロの疑いで撃たれて亡くなった少女ファティマさんの妹弟を気にかけていたのです。

4.

「海が見たい」と言うファティマさんの妹弟は「分離壁」に阻まれ自由に海に行くことができません。ファヘドさんは、自分と同じように苦しむ家族を助けようとしていました。家族の死、憎しみを越え、互いに支え合うパレスチナ人の「強さ」と「慈しみ」を知りました。

この記事は2017年8月10日放送の「くろげん+ 夏休み課外授業 親子でまなぼう!“戦争とテロ”」に向けての取材を元に制作しています。

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