

竹千代(水原光太)の化粧事件は、徳川家中に大きな波紋を広げていた。理由を問われても答えられない息子に戸惑い、怒りを覚える江(上野樹里)。
そんなぎくしゃくした親子のもとへ、家康(北大路欣也)が倒れたとの知らせが届く。江に送り出され見舞いに行く秀忠(向井理)だが、久方ぶりの再会にも父と子の会話は弾まない。
江は、秀忠からの便りが来ないことに居ても立ってもいられず、駿府へ向かう。義父の薬草摘みを手伝いながら、徳川家へ嫁に来てからの思いのたけを話す江。
その後、元気を取り戻し、いったんは回復したかに見えた家康だったが、再び倒れてしまう。死を覚悟した家康は、秀忠に自らの思いを語り出す。初めて聞く父の率直な言葉の数々に、息子もまた父への思いを吐き出す。不器用な父と子は、その終わりに初めてわかり合う。思いを語り尽くした家康は、満足そうに静かな最期を迎えるのだった。
江戸へ戻った秀忠は、もう一度だけ竹千代の話を聞くことを決める。竹千代の飾らない正直な物言いは、秀忠の心を動かす。それでも納得できない江に、福(富田靖子)は竹千代の化粧の本当の理由を告げる。真実を知った江は、一心に竹千代のもとへ向かうのだった。