2016年06月29日 (水)

ブラインドのひもが絡まり死亡 子どもの事故に注意

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窓にかけるブラインドのひもが首に絡まって子どもが死亡する事故が、おととしまでの5年間で3件起きていたことが分かり、消費者庁が注意を呼びかけています。

消費者庁によりますと、ブラインドやカーテンのひもが子どもの首に絡まる事故は、去年までの9年間で8件起き、このうち、平成24年には生後半年の赤ちゃんが死亡したケースが確認されています。
消費者庁が厚生労働省の人口動態調査に使われる死因などが書かれた調査票を基に、改めて子どもの死亡事故を調べたところ、おととしまでの5年間に、ほかにも2人が死亡していたことが分かりました。
死亡していたのは2歳と4歳の子どもで、2人ともブラインドのひもが首に絡まり窒息して亡くなったということです。
消費者庁は、子どもがいる家庭ではひもがない「コードレスタイプ」のブラインドを選ぶことや、すでにひものあるブラインドがある場合は、クリップなどを使って子どもの手の届かない位置にひもをまとめるよう注意を呼びかけています。
子どもの事故に関する情報は、学校なら文部科学省、保育施設なら厚生労働省、自宅なら消防庁などと、各省庁が個別にまとめているのが実情で、今回、消費者庁が情報の集約を進めるなかで、新たな死亡事故が明らかになりました。
消費者庁は「事故情報の収集はこれまでもさまざまな機関の協力を得て進めてきたが、改善は必要であり、今後も情報収集を進めて事故の防止につなげていきたい」としています。

専門家「氷山の一角にすぎない」

子どもの事故に詳しい小児科医の山中龍宏さんは「今回、明らかになった事故は氷山の一角にすぎず、ブラインドのひもが子どもの首に絡まる事故は、実際にはかなりの数で起きていると予想される」と指摘しています。そのうえで、「ブラインドのひもの危険性については、欧米ではすでに広く認識され、製品の改良も進んでいる。日本でも、一つ一つの事故の状況や原因を詳しく分析し、再発を防ぐための製品の改良を急ぐべきだ」としています。
また、「日本ではブラインドの事故にかぎらず、子どもの不慮の事故の実態について、関係機関の間で情報の共有が十分に進んでいるとはいえない。子どもの命を守るためにも、全国の医療機関や警察などが把握している子どもの事故の情報が、もれなく速やかに集約されるシステムを作ることが重要だ」と話しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:16:51  | カテゴリ:くらし
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