2016年11月18日 (金)

東日本大震災で住宅被害大きいほど認知症が悪化

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東日本大震災の被災地で、自宅が全壊するなど住まいの被害が大きかった高齢者ほど、震災後に認知症の症状が悪化していたことが、千葉大学など日米の研究グループの調査でわかりました。研究グループは、住み慣れた家を離れ、住民どうしのつながりが薄れたことが、認知症の悪化に影響したのではないかとしています。

千葉大学、東北大学とアメリカのハーバード大学の研究グループは、宮城県岩沼市の65歳以上の高齢者を対象に、震災の7か月前に、認知症などの調査を行っていて、震災の2年半後に追跡調査を行い、結果を分析しました。

回答を得たおよそ3600人のうち、認知症の人の割合は、震災前には4.1%でしたが、震災後は11.5%に増加していました。

これらの認知症の高齢者を対象に、症状の悪化の度合いに違いがあったのか、要介護度認定のもとになる点数を使って、統計学の手法で分析したところ、被害がなかった場合と比べて、自宅が全壊した人は0.29、大規模半壊した人は0.12、点数が高く、自宅の被害が大きかった高齢者ほど、症状が悪化していたことがわかったということです。

ハーバード大学の引地博之研究員は「住み慣れた家を離れ、住民どうしのつながりが薄れたことが、認知症の悪化に影響した可能性がある。被災した高齢者の認知症の予防策の参考になるのではないか」と話しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:04:25  | カテゴリ:くらし
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