2015年06月15日 (月)

夜のストレス 体内時計の大敵

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体の1日のリズムをつかさどる「体内時計」は、寝る前の時間帯にストレスが加わると大きく狂うことが、早稲田大学のグループが行ったマウスを使った実験で分かりました。
研究グループは、人の場合でも、夜にストレスを受けるとより体調を崩しやすくなるのではないかとみています。
早稲田大学の田原優助教らの研究グループはマウスを狭い空間に閉じ込めたり、高さがある台の上に乗せたりしてストレスを加えると、マウスの「体内時計」にどう影響するか実験しました。
実験では、「体内時計」の役割を担っている「時計遺伝子」が働くと光るようにして、ストレスがないマウスと、ストレスを加えたマウスとで、肝臓や腎臓などの「時計遺伝子」の光り方に変化があるかを観察しました。
その結果、目が覚めてまもない時間帯にストレスを加えた場合、「時計遺伝子」の働きは、ストレスがない状態とほぼ同じだったのに対し、寝る前の時間帯にストレスを加えた場合は、昼夜が逆転するなど、大きく狂うことが分かったということです。
「体内時計」は、体の1日のリズムをつかさどる多くの生物に共通した仕組みで、「体内時計」が乱れた状態が続くと、肥満や糖尿病、がんなどになるリスクが高くなることが分かっています。
研究グループでは、マウスも人も起きてから寝るまでの「体内時計」の働きが似ていることから、人の場合でも、夜に仕事などでストレスが加わると、より体調を崩しやすくなるのではないかとみて、注意が必要だとしています。
早稲田大学の田原優助教は「会社で言えば、上司は午前中にしっかりと指導して、夜は優しく帰したほうがいいし、家庭で言えば、お父さんやお母さんが子どもに小言を言うときは、できるだけ朝にするのがいいと思う」と話しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:18:06  | カテゴリ:科学のニュース
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