2016年02月16日 (火)

がん細胞周辺の血管の壁に裂け目

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がん細胞の近くにある血管では、一時的に裂け目が出来て、血管の壁が開いたり閉じたりする特殊な現象が起きていることを東京大学のグループが世界で初めて突き止めました。この裂け目を利用すれば、がん細胞に直接、抗がん剤を届ける新たな治療法の開発につながる可能性があるとしています。

この研究を行ったのは、東京大学の松本有助教のグループです。
グループでは、マウスに赤色に光る蛍光物質を注射し、がん細胞周辺の血管を詳しく観察しました。
その結果、血管から一時的に蛍光物質が漏れ出すのが確認され、さらに調べたところ、血管の壁に裂け目が出来て開いたり閉じたりする現象が起きていることが分かったということです。
この現象は、がん細胞が、血液中の栄養を吸収し、大きくなるための仕組みと推測されるということですが、グループでは、この裂け目を利用すれば、これまで抗がん剤が届きにくかったがん細胞に直接、抗がん剤を届ける新たな治療法の開発につながる可能性があるとしています。
松本助教は「抗がん剤が血管を通過しにくいため、がん細胞に届きにくかったケースでも、裂け目の開け閉めをコントロールできれば効率的に薬を届けることができる」と話しています。 

投稿者:かぶん |  投稿時間:04:43  | カテゴリ:科学のニュース
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