2016年02月16日 (火)

福島 子どもの甲状腺がん 長期的に検証必要

東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて福島県が進めている子どもの甲状腺検査について、専門家などで作る福島県の検討委員会は、1巡目の検査で116人にがんやがんの疑いが見つかったことに関して、放射線の影響とは考えにくいものの、今後も検査を継続して長期的に検証する必要があるとの見解を示しました。

福島県は、原発事故当時18歳以下だったおよそ38万人の子どもを対象に、甲状腺の状態を調べる検査を継続的に行っていて、1巡目の検査ではがんやがんの疑いが116人、現在行われている2巡目の検査ではこれまでに51人見つかっています。
15日に福島市で医師などの専門家が1巡目の検査結果に関するとりまとめに向けた会議を開き、原発事故からがんが見つかるまでの期間が短いことや、外部被ばくの線量がチェルノブイリの事故と比べてはるかに少ないことなどから、「放射線の影響とは考えにくい」とする見解が示されました。一方、委員の中からは「原発事故から数年間の内部被ばくの線量を推計したうえで慎重に判断すべき」とする意見も出されました。
会議のあと、検討委員会の星北斗座長は「検査や治療で子どもや保護者には負担をかけているが、被ばく線量の評価を含めて、放射線の影響の有無を長期的に検証していく」と述べ、今後も検査を継続して長期的に検証する必要があるとの見解を示しました。

投稿者:かぶん |  投稿時間:15:15  | カテゴリ:科学のニュース
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