2016年04月01日 (金)

iPS細胞から移植可能な心臓の筋肉細胞

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iPS細胞からヒトに移植が可能な純度の高い心臓の筋肉細胞を作り出すことに慶応大学の研究グループが成功しました。研究グループは、患者への移植手術を安全に行えるめどがたったとして、臨床研究の実施に向けた大学内での手続きを来年にも始めることを明らかにしました。

この研究を行ったのは、慶応大学の福田恵一教授らの研究グループです。
研究グループでは、これまでiPS細胞から90%以上の割合で心臓の筋肉の細胞を作り出すことに成功していましたが、これらの細胞を大量にブタに移植すると、ごく僅かに残った未分化なiPS細胞が腫瘍を作ることがありました。
このためグループは、特定のアミノ酸を除いた培養液を使ってiPS細胞から心臓の筋肉の細胞を作りだしたところ、ごく僅かに残っていた未分化なiPS細胞は死滅し、安全性の高い心臓の筋肉の細胞を作り出すことに成功したということです。
研究グループは、重い心臓病の患者を対象にした臨床研究を安全に行える水準に達したとしていて、来年にも手術の実施に向けた学内の手続きを始めることを明らかにしました。
福田教授は、「ヒトへの応用が可能なレベルの心筋細胞を効率よく作ることができる技術で、非常に大きなステップだ。心臓移植以外には治療法のない重い心不全の患者を救う治療を実現したい」と話しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:05:06  | カテゴリ:科学のニュース
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