2016年04月11日 (月)

ジカ熱感染で脳の組織 成長部分で40%小さく

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中南米を中心に感染が広がるジカ熱のウイルスをヒトのiPS細胞から作った脳の組織に感染させたところ、感染させなかった脳に比べ、成長した部分の大きさが40%小さくなっていたとする研究成果をブラジルのグループが発表しました。

中南米を中心に感染が広がるジカ熱は、妊娠中の感染と頭部が先天的に小さい「小頭症」の赤ちゃんとの関連が指摘されていますが、詳しい事はまだ分かっていません。ブラジルの大学などのグループは、ヒトのiPS細胞から小型の脳の組織を作り出し、ジカ熱のウイルスを感染させてどのような変化が起きるか詳しく調べました。
その結果、脳の組織がウイルスに感染すると神経細胞がはがれ落ちるなどし、感染していない脳の組織に比べ11日後の段階で成長した部分の大きさが40%小さくなっていたということです。また、同じようにiPS細胞から脳の神経細胞の元になる細胞を作り出しウイルスを感染させたところ、数日で神経細胞の大半が死滅したということです。
研究グループでは、ジカ熱のウイルスは、ヒトの脳が成長する段階で神経の組織が形づくられるのを妨げているとみていて、ブラジルでのジカ熱の流行と小頭症の子どもが増えていることとの関連性の証明を強化するものだとしています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:13:05  | カテゴリ:科学のニュース
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