2016年04月14日 (木)

"自閉症" 脳の働きの違いを人工知能で特定

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発達障害の1つ「自閉症スペクトラム障害」は、脳のどの部分に働きの違いが見られるのか、人工知能を使って具体的に特定することに東京大学や民間の研究機関などのグループが成功し、的確な診断や治療法の開発につながる成果として注目されています。

人工知能を使って「自閉症スペクトラム障害」の特徴を詳しく調べたのは、東京大学や昭和大学と京都府精華町にある民間の研究機関、国際電気通信基礎技術研究所などでつくるグループです。
グループでは、発達障害の1つ「自閉症スペクトラム障害」がある人とない人、合わせておよそ200人の脳の内部を撮影したMRIの画像を人工知能を使って分析しました。その結果、脳の中で情報をやり取りしているおよそ1万の回路のうち、障害がある人は、障害がない人と比べて、特定の16の回路のすべてか多くに、働きの違いが見られることが分かりました。
ほかの人とのコミュニケーションに難しさを抱える「自閉症スペクトラム障害」がある人は、全国におよそ100万人いるとされていますが、人によって症状が異なり、医師による問診では正確な診断が難しいという課題があります。
このため、研究グループでは、今回の研究成果を基に、今後、脳のMRI画像を使ったより的確な診断法の確立や治療法の開発につなげていきたいとしています。国際電気通信基礎技術研究所の川人光男所長は「脳のどの部分に働きの違いがあるか、一人一人、具体的に特定できるようになるので、それぞれの人に合った非常に的確な診断や治療につなげられる可能性がある」と話しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:21:20  | カテゴリ:科学のニュース
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