2016年04月19日 (火)

「耐震基準は連続した大地震を想定せず」 専門家

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熊本県益城町で今月14日に震度7の揺れを観測する地震で避難したあと、自宅に戻った人たちが、その後の大地震で相次いで犠牲になったことについて、専門家は「現在の耐震基準は大地震が連続して建物を襲うことを想定していない」と述べ、今後、建物に立ち入る際などには十分、注意するよう呼びかけています。

今月14日の夜に熊本県益城町で震度7の揺れを観測した地震で避難した人たちが自宅に戻ったあと、今月16日に発生したマグニチュード7.3の大地震で自宅が倒壊し、死亡するケースが相次ぎました。
これについて、耐震建築に詳しい東京工業大学の和田章名誉教授は「現在の建物の耐震基準は、震度6強や7の地震を1回耐えることは想定しているが、今回のように建物が大地震に連続して襲われることは考慮されていない」と述べ、今回の一連の地震は、現在の耐震基準の想定を超える地震だったと指摘しました。
そのうえで、被災地で自治体の職員や建築士が行っている「応急危険度判定」という作業で、倒壊する危険性があるとして「危険」と判定された建物について、和田名誉教授は絶対に立ち入るのはやめてほしいと呼びかけています。
また、立ち入る際に「要注意」と判定された建物については、「必ずヘルメットをかぶり、避難通路を確保するほか、2階で作業するときは、いざというときに飛び降りて避難できるよう地面に布団を敷くなど、安全すぎると思うくらいに対策をとったうえで立ち入ってほしい」と話しています。
そして、被害の程度が小さいとして「調査済」とされた建物でも、「これまでの揺れで1階部分が弱くなっているおそれがあるので、念のため2階で寝るなどの対策を検討してほしい」と話しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:19:24  | カテゴリ:科学のニュース
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