2016年04月20日 (水)

豪 世界最大さんご礁帯の90%に白化現象

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オーストラリアの沖合にある世界最大のさんご礁帯、グレートバリアリーフで、海水の温度の上昇によってさんごが白くなる「白化現象」が全体の90%余りに広がっていることが調査で明らかになりました。

オーストラリア北東部の沖合に長さおよそ2300キロにわたって連なるグレートバリアリーフは、世界最大のさんご礁帯として知られ、世界自然遺産にも登録されています。しかし、1980年代以降、海水温の上昇によってさんごが白く変色する白化現象がたびたび確認され、ことし、オーストラリアの政府や研究機関が合同で調査を行いました。
20日公表された調査結果によりますと、911か所のさんご礁のうち全体の93%に当たる843か所で白化が確認され、特に北部の1000キロにわたる部分で被害が集中していることが分かりました。調査に携わった研究者は「白化現象がここまで深刻だと、さんごが完全に死んでしまうケースが増えるだろう」と話しています。
グレートバリアリーフは去年、世界遺産としての保全の状態に問題があり、遺産価値が損なわれたとして「危機遺産リスト」への登録がユネスコの委員会で検討されましたが、オーストラリア政府が保護計画を打ち出したことで、リストへの登録を免れた経緯があります。
今回、被害の広がりが改めて示されたことで、世界遺産としての価値を巡る議論が再び持ち上がることも予想されます。

投稿者:かぶん |  投稿時間:15:38  | カテゴリ:科学のニュース
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