2016年04月29日 (金)

「ひとみ」運用断念 基礎的な技術の検証を

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先月から通信が途絶えていた日本の天体観測衛星「ひとみ」は、2つの太陽電池パネルがいずれも根元から折れ、衛星本体から分離しているとみられることが分かり、JAXA=宇宙航空研究開発機構は運用を断念しました。今回の失敗は、宇宙開発の基礎的な技術で起きていて、足元の技術への緊張感に緩みがないか徹底した検証が求められます。

ブラックホールなど宇宙の謎に迫ろうと、およそ310億円をかけてJAXAが開発した日本の天体観測衛星「ひとみ」は、ことし2月に地球を回る軌道に打ち上げられたあと、先月26日に突然通信が途絶えました。
その後のJAXAの解析で、「ひとみ」では、2つの太陽電池パネルがいずれも根元から折れ、本体から分離しているとみられることが分かり、JAXAは、復旧の見込みはないと判断し、28日に運用を断念しました。
今回のトラブルの原因についてJAXAは、「ひとみ」が異常な回転を始め、その遠心力で太陽電池パネルなどが切り離されたとみられるとしていて、プログラムにミスがあったほか、地上の担当者が誤ったデータを送る人為的なミスが重なったことで、こうした事態を招いたとしています。
今回の失敗は地球の上空を飛行する衛星の姿勢の制御という、宇宙開発の極めて基礎的な技術で起きていて、JAXAには、足元の技術への緊張感に緩みがないか徹底した検証が求められます。

投稿者:かぶん |  投稿時間:05:04  | カテゴリ:科学のニュース
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