2016年06月06日 (月)

福島第一原発 凍土壁の範囲を拡大 追加工事も

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東京電力は、福島第一原子力発電所の汚染水対策の柱とされる「凍土壁」について、地盤を凍らせる範囲を建屋のほぼ全周に拡大しました。一方で、温度が下がっていない場所にセメントを注入する追加工事も始まり、これらの対策とあわせて凍土壁の効果を見極めるとしています。

福島第一原発では建屋に地下水が流れ込んで汚染水を増やし続けているため、建屋の周囲の地盤を凍らせて「凍土壁」と呼ばれる全長1500メートルの巨大な氷の壁で取り囲み、地下水をせき止める計画です。しかし、地下水をせき止めすぎると建屋内の汚染水が漏れ出すリスクがあるため、凍結作業は3月以降、建屋より下流側を中心としたおよそ800メートルに絞って行われてきました。

その結果、汚染水が漏れ出す兆候は見られないとして、東京電力は6日午前、凍結させる範囲を上流側の一部を除く全体の95%に拡大しました。

一方で凍土壁を巡っては、一部の場所で温度が下がっていないほか、事前の想定では壁より下流側の地下水が減ると考えられていたのが、2か月たっても減らないという課題に直面しています。

このため、東京電力は、6日から温度が下がっていない場所の地盤にセメントを流し込む追加の工事にも着手していて、これらの対策とあわせて凍土壁の効果を見極めるとしています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:18:14  | カテゴリ:科学のニュース
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