2016年06月07日 (火)

他人のiPS細胞使った臨床研究 来年前半の手術へ準備

K10010548341_1606070631_1606070631_01_03.jpg

他人に移植しても拒絶反応が起きにくい特殊なiPS細胞を使って重い目の病気の患者を治療しようという世界初の臨床研究について、理化学研究所などのグループは、来年の前半にも手術を行う方向で準備を進めることにしています。

神戸市にある理化学研究所と、神戸市立医療センター中央市民病院、それに京都大学と大阪大学で作るグループは、6日、「加齢黄斑変性」という重い目の病気の患者に、拒絶反応が起きにくいiPS細胞から作った網膜の組織を移植する世界初の臨床研究の計画を明らかにしました。
患者本人からiPS細胞を作るこれまでの方法では半年以上の期間と数千万円に上る費用がかかりましたが、京都大学が特殊なタイプの免疫を持つ人からあらかじめ作って保管しているiPS細胞を使う「他家移植」という方法をとり、時間と費用を大幅に抑えることにしています。
移植手術は神戸市の中央市民病院と大阪大学附属病院で行う予定で、組織をシート状にして目に入れる方法や、細胞を液体に入れて注入する方法を行い、安全性や効果を調べることにしています。
研究グループは、今月にも中央市民病院の倫理委員会に諮ったうえで再生医療に関する大阪大学の委員会に実施を申請する方針です。
そして、国も含めて承認が得られれば、来年の前半にも手術を行う方向で準備を進めることにしています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:05:58  | カテゴリ:科学のニュース
コメント(0) | トラックバック (0)


トラックバック

■この記事へのトラックバック一覧

※トラックバックはありません

コメント(0)

※コメントはありません

コメントの投稿

ページの一番上へ▲