2016年06月08日 (水)

113番元素の名前の案 「ニホニウム」に

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日本の理化学研究所のグループが発見し、日本に初めて命名権が与えられた「113番元素」について、化学に関する国際機関が、名前の案を日本ということばを取り入れた「ニホニウム」に決めたことが分かりました。国際機関は日本時間の8日午後10時半に発表する予定です。

物質のもとになる元素のうち、九州大学の森田浩介教授を中心とする理化学研究所のグループが12年前に埼玉県和光市にある大型の実験装置を使って人工的に作り出すことに成功した113番目の元素について、化学に関する国際機関「国際純正・応用化学連合」は去年12月、正式に元素として認定し、命名権を日本に与えました。
これを受けて理化学研究所のグループは、名前と元素記号の案をことし3月に国際機関に提出し、国際機関がふさわしいものかどうか審査を行ってきました。
その結果、国際機関は、「113番元素」の名前の案を、日本の提案に基づいて、日本ということばを取り入れた「ニホニウム」(nihonium)に決めたことが、関係者への取材で分かりました。国際機関は日本時間の8日午後10時半に発表する予定です。
国際機関ではこれから5か月間、一般から意見を募集したうえで、ことしの末か来年の初めごろに名前と元素記号を正式に決定する見通しで、決定すれば、世界中の教科書などに掲載されているすべての元素を一覧にした周期表に「ニホニウム」の名前が書き加えられることになります。

物質のもとになる元素は、原子番号1番の水素から、94番のプルトニウムまでが自然界に存在していますが、95番以降は人工的に作り出されたもので、これまでに118番まで報告されています。このうち、理化学研究所が作り出した113番元素と、115番、117番、118番の合わせて4つの元素については、これまで正式には認められていませんでした。
4つの元素について審査を行っていた化学に関する国際機関、「国際純正・応用化学連合」は、去年12月、いずれも新しい元素として認め、日本時間の8日午後10時半に、4つの元素の名前の案を一斉に発表することにしています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:15:37  | カテゴリ:科学のニュース
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