2016年06月16日 (木)

舌がんの放射線治療 不要な放射線当たるの防ぐ装置

K10010558901_1606161952_1606162031_01_02.jpg

舌にできるがん、舌がんの患者が放射線治療を受ける際、周りに不要な放射線が当たって歯ぐきがただれるなどの副作用を防ぐ装置を、大阪大学のグループが開発しました。

開発したのは、大阪大学大学院歯学研究科の村上秀明准教授などのグループです。

舌がんは、国内で毎年およそ1万人がかかるとされ、早期に見つかった場合は放射線で、がんを死滅させる放射線治療が有効ですが、必要のない部分に放射線が当たり、歯ぐきがただれたり、あごの骨が崩れたりする副作用のおそれがあり、舌を切除する手術が多く行われています。

そこで、研究グループは周りに不要な放射線が当たらないようにする特殊な装置を開発しました。マウスピースのような形で、患者に適した厚さの鉛を中に入れ、治療の際、口に装着して使います。

研究グループは、20人の患者を対象に安全性と効果を確かめる臨床研究を行い、長い人で治療からおよそ3年がたちましたが、全員、放射線による副作用は確認されていないということです。

3年前に治療を受けた大阪・堺市の古川仁男さん(73)は「2つの病院で舌を切らなければならないと言われ、つらかったが、切らずに済む治療法があると知って喜んで受けました。副作用もなく食事も味わえて、感謝しています」と話しています。

村上准教授は「副作用を心配せず、舌を残して治療できるので、多くの医療機関で活用してもらいたい」と話しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:23:21  | カテゴリ:科学のニュース
コメント(0) | トラックバック (0)


トラックバック

■この記事へのトラックバック一覧

※トラックバックはありません

コメント(0)

※コメントはありません

コメントの投稿

ページの一番上へ▲