2016年07月09日 (土)

大西さん 国際宇宙ステーションに入る

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日本人宇宙飛行士の大西卓哉さんらが乗り組んで、7日に打ち上げられたロシアの宇宙船「ソユーズ」は日本時間の9日午後、国際宇宙ステーションに到着し、大西さんは、およそ4か月間の長期滞在を始めました。大西さんは今回の長期滞在を成功させ、将来、月や火星に降り立つことを目指す第一歩にしたいとしています。

大西卓哉さんら3人の宇宙飛行士が乗り組んで、日本時間の7日に中央アジアのカザフスタンから打ち上げられたロシアの宇宙船「ソユーズ」は9日午後1時6分、高度400キロ付近を飛行している国際宇宙ステーションへのドッキングに成功しました。そして、大西さんたちは接続部分から空気が漏れるおそれがないか安全確認を行ったうえで、午後3時53分、出入り口の扉を開けて宇宙ステーションに入りました。大西さんは出迎えたクルーと握手をしたあと笑顔で抱き合って、宇宙ステーションへの到着を喜んでいました。

このあと大西さんは、ロシア・モスクワ郊外のツープ管制センターにいる日本の関係者と交信し、ねぎらいのことばをかけられると、「ありがとうございます。おかげさまで無事に着きました。問題なく順調に飛行できて、思った以上に順調で快適な旅で、たっぷり眠れたし、機内食もおいしくいただきました。月曜日からバリバリ働きたいと思います」と、笑顔で手を振りながら応えていました。

中学・高校時代の同級生、秋吉信彦さんと交信し、「打ち上げ成功、おめでとう」と呼びかけられると、大西さんは「今回いろんな人に応援してもらって力になりました。日本の皆さんにお礼を言いたいです。この声援に負けないようにこれから頑張りたい」と意気込みを語りました。
また、同じく、中学・高校時代の同級生の中嶋隆彦さんから「打ち上げをみて、あまりのスケールの大きさに感動しました。いい経験をさせてくれてありがとう」とことばを送られると、大西さんは「仕事が忙しいなか、来てくれてうれしかった」と感謝の気持ちを表しました。そして、中嶋さんから、「名実ともに雲の上の人になったが、地球に戻ったら一緒にラーメン屋でも行こう」と呼びかけられると、「ぜひ、よろしく。国際宇宙ステーションは本当に大きくてびっくりしました。この感動を皆さんと分かち合いたい気持ちです。地球に戻ったら、またいろんな話をしましょう」と笑顔で応えていました。

大西さんは、ことし10月下旬まで、およそ4か月間、長期滞在し、老化現象の解明を目指すマウスの飼育実験などに臨むほか、国際宇宙ステーションの主電源として新たに採用された日本製のバッテリーの取り付けに関わる可能性があります。また、大西さんは、今回の長期滞在を成功させ、将来、月や火星に降り立つことを目指す第一歩にしたいとしています。

若田さん「月や火星への第一歩に」

モスクワ郊外のツープ管制センターでドッキングを見守った先輩宇宙飛行士の若田光一さんは「大西さんは新しい宇宙船の操作を完璧にこなし、同じ宇宙飛行士として誇らしい気持ちです。この2日間は、いわば100メートルダッシュで、これから長期滞在というマラソンが始まりますが、体調に気をつけて頑張ってほしい」とエールを送りました。
そのうえで、「大西飛行士には、日本が世界に先駆けて行っていけるような実験の成果を出してほしい。今回の長期滞在で経験を積んでもらい、今後訪れる可能性がある、月や小惑星、それに火星への有人宇宙探査に向けた一歩にしてほしい」と大きな期待を示しました。

天文ファンなども見守る

東京・江東区の日本科学未来館では、家族連れや天文ファンなどおよそ360人が大型のスクリーンで見守りました。
大西さんが国際宇宙ステーションに入ると、大きな拍手と歓声が上がりました。そして、スクリーンに映し出される大西さんに手を振ったり、大西さんの姿を写真に収めたりしていました。
千葉県から訪れた小学4年生の男の子は「大西さんが出てきたとき、笑顔でうれしそうで、感動しました。僕も天文学などを学び、将来、宇宙飛行士になって宇宙ステーションに行きたいです」と話していました。
また、京都府から家族で訪れた小学2年生の男の子は「いろんな訓練を受けて宇宙に行った大西さんはすごいと思いました。僕も宇宙ステーションに行っていろいろな国の人たちと話してみたいです」と話していました。

投稿者:かぶん |  投稿時間:18:31  | カテゴリ:科学のニュース
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