2016年07月13日 (水)

国が乳幼児用のヨウ素剤を配備へ

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原発事故の際に服用するヨウ素剤はこれまで乳幼児用のものがなく、緊急時に薬剤師による調剤が必要で服用までに時間がかかるという課題がありましたが、乳幼児が飲みやすく調剤がいらないゼリー状のヨウ素剤が新たに開発され、国が配備を始めることになりました。

原発事故の際に服用し、甲状腺の被ばくを防ぐヨウ素剤はこれまで丸薬や粉末のものしかなく、乳幼児には、薬剤師が水に混ぜるなどして服用させる必要があり、事前に保護者に配布できず、緊急時に時間や手間がかかることが課題になっていました。

こうしたなか、富山市の製薬会社が乳幼児がそのまま服用できるゼリー状のヨウ素剤を新たに開発し、厚生労働省の承認を受けたため原子力防災を担当する内閣府はことしの秋から全国の関係自治体に配備することになりました。生後1か月以上3歳未満用と、量がその半分で1か月未満用の2種類あり、長さ10センチほどの袋からゼリーを指で押し出して服用させます。酸化などを防ぐ材料を使い、通常のヨウ素剤と同じ3年間保存できるということです。

内閣府によりますと、対象の乳幼児は全国におよそ15万人いて、その2倍程度の量を今年度中に配備する計画です。内閣府は「家庭への事前配布や自治体の備蓄によって服用までの時間を短縮することや薬剤師などの負担を減らすことができる。医療機関などの協力を得て、具体的な配備方法を早急に検討したい」としています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:05:51  | カテゴリ:科学のニュース
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