2016年07月26日 (火)

ジカ熱 妊娠可能年齢の女性165万人に感染リスク

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去年5月以降、中南米を中心に続くジカ熱の流行で感染のリスクにさらされる妊娠可能な年齢の女性は推計165万人に上り、数万人の妊婦の赤ちゃんに生まれつき頭が小さい小頭症などの悪影響が出るおそれがあるとする研究報告をイギリスなどのチームが発表しました。

去年5月以降に広がったジカ熱の流行は、現在もブラジルなど中南米を中心に続いていて、妊娠中の女性が感染すると生まれつき頭が小さい小頭症の赤ちゃんが生まれる原因となるおそれが指摘されています。

イギリスのサウサンプトン大学などの研究グループは、各国の人口の年齢層の分布や、ジカ熱と同じく蚊がウイルスを媒介して広がるデング熱の流行のデータなどを使って今後、免疫の獲得によって流行が収束するまでにどのくらいの人が感染するかシミュレーションを行いました。

その結果、ブラジルやメキシコなどの中南米では推計9340万人が感染し、このうち妊娠可能な年齢の女性の数は165万人に上ることが分かったとしています。国ごとにみますと、感染のリスクにさらされる妊娠可能な年齢の女性が最も多いのは、ブラジルで58万人、次いで、メキシコが26万人、ベネズエラが14万人などとなっています。グループによりますと、この推計を基にした場合、赤ちゃんに小頭症などの悪影響が出るおそれがある妊婦は数万人に上るおそれがあるということです。

小頭症をはじめとした先天性疾患の赤ちゃんは、今月7日までにブラジルやコロンビアなど8つの国や地域で1700人以上報告されています。ジカ熱の問題に詳しい神奈川県衛生研究所の高崎智彦所長は「小頭症との関連が指摘されるなか、165万人という数字は出産可能年齢の女性たちが大きなリスクに直面していることを表している。オリンピックも来月から始まるが、日本人についても妊娠中や妊娠を予定している女性は改めて行かないよう呼びかけたい」と話しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:04:08  | カテゴリ:科学のニュース
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