2016年07月29日 (金)

肺がん治療薬 効果ある患者見極めるための臨床研究へ

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新しいタイプの肺がん治療薬で、価格の高い「オプジーボ」を効果のあまり見込めない患者に投与するのを抑えることで、医療費の抑制につなげようと、全国の医療機関が参加して、効果のある患者を見極めるための大規模な臨床研究を始めることになりました。

「オプジーボ」は免疫反応を高めてがん細胞を攻撃する新しいタイプの治療薬で、ほかの薬が効かない患者にも効果が期待される一方、価格が高く、製薬会社によりますと、体重60キロの肺がんの男性患者に1年間投与すると、およそ3500万円かかると試算されています。
また、副作用が出やすいとされ、効果があるのは投与された患者のおよそ20%と言われていますが、どの患者に効果があるのか見極めるのは難しいということです。このため、効果のあまり見込めない患者への投与を抑えることで、高騰する医療費の抑制につなげようと、日本赤十字社医療センターなど全国の35の医療機関が参加して、効果のある患者を見極める方法を確立するための大規模な臨床研究を始めることになりました。
臨床研究では「オプジーボ」を投与する20歳以上の肺がんの患者、およそ300人を対象に、全身の状態やがんの大きさの変化、そして副作用の頻度などを定期的に確認し、薬の効果が見込める患者の指標を探るということです。
研究の代表者で日本赤十字社医療センターの國頭英夫医師は「オプジーボは高額なのに効果が分からないまま投与されているのが現状だ。医療費のコストを削減するためにも、なるべく早く効果のある人とない人を見極める方法を見つけたい」と話しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:18:42  | カテゴリ:科学のニュース
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