2016年07月29日 (金)

iPS細胞 皮膚から効率よく血液作製も将来可能に

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血液を作り出す効率が5倍から10倍程度高いiPS細胞を見つけ出す手がかりを、京都大学のグループが発見しました。皮膚から効率よく血液を作り出せることも将来、可能になるとしていて、今後、献血不足などに対応する再生医療に役立つ可能性があるということです。

京都大学iPS細胞研究所の西澤正俊研究員らのグループは、研究所が保管するヒトの皮膚や歯などから作り出した56タイプのiPS細胞について、血液の細胞に変化する効率が異なることに注目して詳しく調べました。

その結果、「IGF2」と呼ばれる遺伝子が細胞の中で強く働き、遺伝子の働きを抑える「メチル化」という現象が起きていないと、5倍から10倍ほど血液の細胞を作り出す力が高まることが分かったということです。

グループでは、赤血球や血小板などの血液の成分をiPS細胞から効率よく作り出せれば、献血不足などに対応する血液の再生医療に大きく役立つ可能性があるとしています。グループの西澤研究員は「今回の発見で、例えば、皮膚から血液を効率よく作り出すこともできるようになるはずだ。血液の病気に苦しむ患者の希望になるよう研究を進めたい」と話していました。

投稿者:かぶん |  投稿時間:16:14  | カテゴリ:科学のニュース
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