2016年08月03日 (水)

観測成功の重力波 起源は原始ブラックホールの衝突か

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ことし、アメリカの研究グループが世界で初めて観測に成功したと発表した重力波は、原始ブラックホールという特殊な天体の衝突で発生した可能性があるとする研究結果を、東京大学などの研究グループがまとめました。今も議論が続いている、宇宙の初期の姿の解明につながる成果として注目されています。

重力波は、物理学者のアインシュタインが存在を予言した現象で、ことし2月、アメリカの研究グループLIGOが、世界で初めて観測に成功したと発表しました。
このとき捉えられた重力波は、質量が太陽の36倍と29倍という、2つのブラックホールが衝突した際に放出されたことがわかっています。ブラックホールは一生を終えた星から誕生すると考えられていますが、これほど重いブラックホールがどのようにできたのかはわかっていません。
これに対して、東京大学や京都大学などの研究グループは、宇宙が誕生した直後、宇宙空間に充満していた物質が星の姿を経ずにブラックホールになったと仮定して計算した結果、今回のブラックホールの起源として、矛盾なく説明できることがわかったということです。
こうしたブラックホールは、原始ブラックホールと呼ばれていますが、科学者の間では、その存在をめぐって現在も議論が続いています。
研究グループの1人で、東京大学ビッグバン宇宙国際研究センターの須山輝明助教は「今後、重力波の観測が進み、原始ブラックホールの存在が確定すれば、宇宙をめぐる理論の見直しにもつながる可能性がある」と話しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:05:07  | カテゴリ:科学のニュース
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