2016年08月03日 (水)

原発建設予定地の埋立免許延長認める 山口県

K10010620151_1608031555_1608031611_01_02.jpg

山口県上関町に計画されている原子力発電所の建設を巡り、山口県は、3日、現在中断している予定地の海域の埋め立て工事に必要な免許の延長を認める許可書を中国電力に交付しました。一方で山口県は、原発本体の着工時期の見通しがたつまで工事を再開しないよう合わせて要請しました。

中国電力が上関町で計画している上関原発は、東京電力福島第一原発の事故を受けて予定地の海域の埋め立て工事が中断され、その後、工事の免許期間が切れたため、中国電力が延長を申請していました。

これに対して山口県は国のエネルギー政策上での上関原発の位置づけが明確でないなどとして認めず、これまで7回にわたって中国電力に補足説明を求めてきました。

3日は山口県庁で弘中勝久副知事が、中国電力の迫谷章副社長に平成31年7月まで、埋め立て工事の期間延長を認める許可書を交付しました。今回、延長を認めた理由について県は、上関原発が国の政策で、引き続き重要電源として位置づけられていることが示されたためなどとしています。一方で県は中国電力に対し、原発本体の着工時期の見通しが立つまでは工事を再開しないよう、合わせて要請しました。

上関原発の原子炉設置許可は福島の原発事故の前に申請されましたが、これまで審査会合が開かれておらず原発本体着工のめどはたっていない状況です。

中国電力「工事いつ行うか検討したい」

これについて、中国電力の迫谷章副社長は「県の要請や地元の住民のことも踏まえながら、工事をいつから行うかなどについてこれから検討していきたい」と話しました。

反対派住民「腹立たしく涙出る」

上関原発の建設予定地から西におよそ4キロ離れた上関町の祝島で30年以上にわたって反対運動を続けている中村隆子さん(86)は、「突然のことで驚きました。山口県が許可を出したことは本当に腹立たしく、涙が出てきます。体にむちを打ってでも山口県へ抗議に行きたいと思います。本当に情けない」と話していました。

また、「上関原発を建てさせない祝島島民の会」の清水敏保代表は、「今でも信じられない。怒りというか情けない思いだ。どうして今回許可を出したのか、山口県にはしっかりと説明をしてもらいたい。上関原発の白紙撤廃に向けていま一度気を引き締め、山口県に抗議をしていく」と話していました。

投稿者:かぶん |  投稿時間:15:59  | カテゴリ:科学のニュース
コメント(0) | トラックバック (0)


トラックバック

■この記事へのトラックバック一覧

※トラックバックはありません

コメント(0)

※コメントはありません

コメントの投稿

ページの一番上へ▲