2016年08月05日 (金)

サリドマイド 希少難病治療に有効性

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がんなどの治療に使われている薬、「サリドマイド」がクロウ・深瀬症候群という難病の治療に有効性があることが、臨床試験で分かったと千葉大学病院などの研究グループが発表しました。

クロウ・深瀬症候群は、胸や腹に水がたまったり、手足がしびれたりするなど、多くの臓器に障害が出る重篤な病気で、患者が非常に少ない「希少難病」とされています。現在は血液の細胞を移植する治療などが行われていますが、患者の半数は年齢などの理由で受けることができません。
千葉大学病院など全国12の病院で作る研究グループは、「サリドマイド」という薬について、この難病への有効性を調べる臨床試験を進めてきました。サリドマイドは昭和30年代に深刻な薬害が相次ぎ、国内では40年以上販売が禁止されていましたが、再び、8年前に承認され、がんの治療薬などとして使われています。
試験では4年間で24人を対象に調べた結果、サリドマイドを使ったグループでは症状の原因となっているとされる特定のタンパク質が39%減少したほか、筋力も改善し、有効性が確認できたということです。
これを受け、製薬会社が今後、承認に向けた手続きを進める方針で新たな治療法につながると期待されています。
千葉大学病院の桑原聡教授は「病気が知られておらず、診断されていない患者も少なくないと思うので、承認されて早期に発見治療できるようにしたい」と話しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:20:57  | カテゴリ:科学のニュース
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