2016年09月05日 (月)

川内原発は一時停止せず 知事は改めて要請の考え

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去年、再稼働した川内原子力発電所について、鹿児島県の三反園知事から一時停止して安全性を再点検するよう要請を受けていた九州電力は、一時停止はただちに行わず、定期検査に合わせて特別点検を実施するとした回答書を提出しました。これに対し、三反園知事は「回答は極めて遺憾だ」と述べ、改めて要請を行う考えを示しました。

鹿児島県の三反園知事は熊本地震のあと、住民の不安が高まっているとして先月、九州電力の瓜生道明社長に、川内原発を一時停止して安全性を再点検することなどを要請していました。
これについて九州電力は5日、瓜生社長が鹿児島県庁を訪れ、川内原発をただちに一時停止はせず、1号機で来月から、2号機で12月から予定されている定期検査に合わせて、知事からの要請に沿った設備や機能の検査を特別点検として実施するとした回答書を知事に提出しました。
また、回答書で九州電力は、川内原発周辺の地震を観測するための観測点を、今より10か所程度増設することや、周辺の社会福祉施設などで利用者が避難する際に使う福祉車両を追加して配備すること、さらに地震発生後の発電所の状況に関する情報発信を強化することなどを盛り込んでいます。
これに対し、川内原発をただちに一時停止するよう求めていた三反園知事は「回答は極めて遺憾だ」と述べ、回答書の内容を精査して、改めて九州電力に点検の内容や時期などについて要請を行う考えを示しました。

三反園知事「極めて遺憾」

回答書を受け取ったあと、三反園知事は記者団に対し、「熊本地震を受けて原発をいったん停止し、再検証、再点検することを求めていたのに、答えは定期検査で行うということなので、極めて遺憾だと思っている。専門家と協議し、県庁内でも議論をして、九州電力に改めて要請を行いたい」と述べ、検査の時期や安全対策の中身を含め改めて要請を行う考えを示しました。
また、改めて要請を行う時期については「そんなに時間はかからない」と述べました。

九電社長「全設備の点検に主眼置いた」

九州電力の瓜生道明社長は回答書の提出後、記者団の取材に答え、「知事からは厳しい言葉をいただいた」と述べる一方で、定期検査に合わせ特別検査を実施するとしたことについては「すべての設備を点検することに主眼を置かせてもらった。原子力規制庁から『停止する必要はない』と言われているし、地震のあと、しっかり点検したという思いもある」と述べました。
また、瓜生社長は特別点検は点検チームをつくり実施するとしたうえで、「地震の揺れによるひずみやボルトの緩みなど、影響を受けてるか受けてないかということを、念のために確認したい」と述べました。

投稿者:かぶん |  投稿時間:12:04  | カテゴリ:科学のニュース
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