2016年09月11日 (日)

iPS細胞 腫瘍のリスク減らす技術を開発

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体のさまざまな組織になるiPS細胞から新たな組織をつくる際に、腫瘍ができるリスクを減らす技術を京都大学のグループが開発しました。iPS細胞の安全性を高める技術として期待されています。

iPS細胞を体のさまざまな組織に変化させる際、元のiPS細胞の一部がわずかでも変化せずに残ると腫瘍の原因になるおそれがあり、こうした細胞を高い精度で取り除くことが再生医療の実用化に向けた課題となっています。

京都大学iPS細胞研究所の齊藤博英教授のグループは、iPS細胞の中だけで働く「マイクロRNA-302」という分子に注目し、この分子がないときだけ細胞を緑色に光らせる物質を人工的に作りました。そして、この物質をiPS細胞に入れて神経細胞に変化させる実験を行ったところ、完全に神経細胞に変化した部分は緑色に光り、iPS細胞が変化せずに残された部分は光らなかったということです。
さらに、グループでは、この違いを目印にして、変化しきれずに残ったiPS細胞を薬剤を使って高い精度で取り除く方法も開発したとしています。

齊藤教授は「この技術を利用して、iPS細胞から安全な細胞を作り、将来の臨床応用に役立てたい」と話しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:08:44  | カテゴリ:科学のニュース
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