2016年09月16日 (金)

ニホンウナギ保護 河川などの環境改善の検討会発足

K10010689461_1609162029_1609162035_01_02.jpg

絶滅のおそれがあるニホンウナギを回復させるため、主なすみかとなっている河川や沿岸部の環境をどのように改善すればよいかを話し合う、環境省の検討会が発足しました。ウナギの生息に影響している堰(せき)がある場所には専用の魚道を設けることなど、来年の春までに具体的な対策をまとめることにしています。

この30年間漁獲量の減少傾向が続いているニホンウナギは、おととしには国際自然保護連合から絶滅危惧種にも指定され、数が減っている原因として、乱獲や、すみかとなっている河川や沿岸部の環境の悪化が指摘されています。このうち、河川や沿岸部の環境について、どのように改善すればよいかを話し合う環境省の検討会が発足し、初めての会合には、ウナギの生態に詳しい専門家のほか、河川の管理を行っている国土交通省の担当者などが出席しました。

会合では、専門家のグループが全国の河川で行ったウナギの生息環境についての調査結果を報告し、河川に40センチ以上の高低差がある堰が造られると、それより上流にはウナギが上りづらくなり、生息範囲が狭まる大きな原因になっていると指摘しました。

検討会では今後、堰がある場所にはウナギが上りやすい専用の魚道を設けることなど、具体的な対策を検討し、来年の春までに取りまとめることにしています。調査を行った中央大学の海部健三准教授は「今回の調査で、ニホンウナギが減少している要因が具体的にわかってきた。対策につなげて、ウナギを守っていきたい」と話しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:20:36  | カテゴリ:科学のニュース
コメント(0) | トラックバック (0)


トラックバック

■この記事へのトラックバック一覧

※トラックバックはありません

コメント(0)

※コメントはありません

コメントの投稿

ページの一番上へ▲