2016年09月23日 (金)

福井県知事 「もんじゅ」の政府対応を批判

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安全管理上の問題が相次いだ高速増殖炉「もんじゅ」について、政府が21日、廃炉を含め抜本的な見直しを行う方針を示したことを受けて地元、福井県の西川知事が、23日、世耕経済産業大臣と会談し、地元に事前の説明がなく無責任だと政府の対応を批判しました。

高速増殖炉「もんじゅ」について政府は、21日開いた関係閣僚による会議で、廃炉を含め抜本的な見直しを行い年内に結論を出す方針を確認するとともに、新たに会議を設置して、今後の高速炉の開発方針を策定することを決めました。

これについて「もんじゅ」がある地元福井県の西川知事は、23日、エネルギー政策を所管する経済産業省を訪れ、世耕大臣と会談しました。この中で西川知事は、「もんじゅと核燃料サイクルに地元として支援、協力に努めてきたが、今まで説明がないまま、『廃炉も含めて抜本的見直し』とは政府として無責任極まりない」と述べ、今回の政府の対応を厳しく批判しました。

そのうえで西川知事は、これまでの経緯を明確にしたうえで、地元と意見交換を行うこと、さらに使用済み核燃料を再利用する核燃料サイクルを含め、改めて原子力政策の方向性をしっかり示すことなどを求めました。

これに対して世耕大臣は「核燃料サイクルは国の基本的な方針で引き続き着実に進めていく。そのための鍵は地元の理解に尽きるので情報共有と説明責任をしっかり果たしていきたい」と述べ、政府の方針に理解を求めました。

西川知事「地元が発展する方法を」

会談の後、西川知事は記者団に対して「原子力は、事業者、国、それに地元の3者による信頼関係のもとで進めてきた。これがないと何をやろうとエネルギー政策が根っこからぐらつく。このことを世耕大臣に強く申しあげた。政府にはこれまでエネルギー政策全般に真摯(しんし)に対応してきた地元の敦賀市や福井県の努力に対して地元が発展する方法をしっかり示して欲しい」と述べました。

投稿者:かぶん |  投稿時間:19:11  | カテゴリ:科学のニュース
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