2016年10月06日 (木)

アメリカザリガニを小学校の8割以上で飼育 札幌

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生態系に著しい被害を及ぼすおそれがあるとして、北海道が条例で野外に放すことを禁止しているアメリカザリガニが、札幌市の小学校の8割以上で教材として飼育されていることが教育委員会の調査でわかりました。専門家は「代わりの教材を探すなど、早急に対応する必要がある」と指摘しています。

アメリカ原産のアメリカザリガニは、主に本州や四国、九州の沼や池などに生息し、絶滅危惧種を含む水生の昆虫や魚などを食べるため生態系に与える影響が懸念されています。
気温が比較的低い北海道では、まだ限られた範囲でしか生息が確認されておらず、これ以上生息域を広げないため去年、条例で「指定外来種」に指定し、野外に放した場合、30万円以下の罰金を科すことにしました。

一方で、アメリカザリガニは、小学校の授業で教材に使われることが多く、札幌市教育委員会が市内の小学校に調査したところ、今年度、2年生の生活科の授業で飼育すると回答した学校が全体の81%に当たる163校に上ったということです。
教育委員会の担当者は「野外に放すことを禁止する指導をしている」と話していますが、外来生物に詳しい酪農学園大学の吉田剛司教授は「道内の生息域が広がらないか、危機感を感じる。代わりの教材を探すなど、早急に対応する必要がある」と指摘しています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:13:43  | カテゴリ:科学のニュース
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