2016年10月27日 (木)

エイズ 最初の患者報告の10年前には米国内に

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エイズは、1981年に世界で最初の患者がアメリカで報告されましたが、その10年ほど前には、すでにウイルスが持ち込まれていたことがアメリカなどの大学の研究で分かり、エイズが広がった経緯を理解するうえで重要な成果として注目されています。

エイズは、1981年に世界で最初の患者がアメリカのロサンゼルスで報告されて以降、感染が拡大し、WHO=世界保健機関によりますと、去年1年間に世界でおよそ100万人が死亡したと見られています。

アメリカのアリゾナ大学などのグループは、1970年代後半にニューヨークとサンフランシスコで採取された同性愛の男性8人分の血液から、ごく微量のエイズウイルスを検出しました。そして、ほかの地域で検出されたウイルスと遺伝子の変化の程度を比較したところ、エイズウイルスはアフリカからカリブ海のハイチを経て、1970年代はじめにはニューヨークに持ち込まれていたことが初めてわかったということです。

これまで、最初に報告された患者らが感染拡大を招いたと非難されてきましたが、研究グループは、彼らはエイズの存在を社会に明らかにしただけで、その時点ですでに感染は広がっていたとしています。研究グループは「感染症が拡大すると、誰が広めたのかと考えてしまうが、誰も非難されるべきでない」と話しています。

この論文はイギリスの科学雑誌、ネイチャーに発表され、エイズが広がった経緯を理解するうえで重要な成果として注目されています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:06:30  | カテゴリ:科学のニュース
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