2016年11月01日 (火)

ジカ熱 男性の生殖機能に影響の可能性も

中南米などを中心に感染が広がっているジカ熱は、多くの場合、症状は軽いとされていますが、アメリカの研究グループは、ウイルスに感染すると、精子が減少するおそれがあることをマウスの実験で明らかにし、人の場合でも長期的に影響を調べる必要があるとしています。

蚊が媒介するジカ熱は、去年以降、中南米や東南アジアを中心に広がっていて、WHO=世界保健機関によりますと、73の国と地域で感染の拡大が報告されています。

アメリカのワシントン大学などの研究グループは、オスのマウスにジカ熱のウイルスを感染させて、生殖機能に影響が出るかどうか調べた結果をイギリスの科学雑誌「ネイチャー」に発表しました。

それによりますと、ウイルスに感染させたマウスでは、感染から2週間以降、男性ホルモンや精子の大幅な減少が認められたということです。また、こうがんも小さくなって、メスが妊娠する確率は通常の4分の1の20%程度に下がり、研究グループは、ウイルス感染によって精子を作るのに関わる細胞が壊されたためだと見ています。

ジカ熱は、妊娠中の女性が感染すると、頭部が先天的に小さい小頭症の赤ちゃんが生まれるおそれがある一方、多くの人は感染しても症状は軽いとされています。人の場合でも、男性の生殖機能に影響が出るのかは分かっていませんが、研究グループは、人の精子の中からウイルスが見つかるケースが報告されていることから、長期的に影響を調べる必要があるとしています。

投稿者:かぶん |  投稿時間:04:45  | カテゴリ:科学のニュース
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